長谷部選手がフランクフルトにとって「必要不可欠な選手」
という記事を読んだ。
ふと自チームを振り返った時、必要不可欠な選手とはどんな選手だろう?と考える。
確かに、この記事に書いてある通り、インテリジェンスの高い選手というのは必要。
ゲームの流れを読む事ができ、ゲームをプレーでコントロールできる選手。
そんな選手がいたら最高だ。
だが、少年サッカーの指導に携わりながら、チームを運営費しようとする時、
必要不可欠な選手とは、プレーだけでなく、ピッチ外の事もコントロールできる選手。
つまり、
ピッチ内・外でリーダーシップを発揮できる子というのが、
自分の思う必要不可欠な選手になる。
なぜ、少年サッカーにおいてはなのかを、以下にまとめてみたい。
なぜリーダーシップが必要なのか
少年サッカーにおけるクラブの在り方として、まず前提にあるのは、
子ども達を育てる場であるという事。
クラブチームなんで、サッカーだけやってればいい。強ければいい。上手ければいい。
これから成長しながら大人になっていく段階において、サッカーだけやってればいい
という考えではいけないし、全てをピッチの上だけでの評価に頼ってはいけない。
ましてや子ども達。
いくら、インテリジェンスに優れた選手が集まってたって、メンタルの影響でプレーが左右され、
サッカーの質もぐらつく事もしばしば。
そう考えると、少年サッカーにおいて必要不可欠な選手は、
ピッチ内・外でリーダーシップを発揮できる選手という事になる。
チームを運営する事において、子ども達の自主性を大切にする事を意識してるんだが、
全ての子ども達が自主的に行動できる訳ではない。
どちらかと言えば、指示待ちの子の方がほとんどで、任せる側としても、
自主的にやりなさい。はい行動!!
というわけにはいかない。
だが、その中でリーダーシップを発揮できる子がいたら、ある程度の事は任せる事ができる。
試合前のウォーミングアップ、遠征時の時間管理など。
周りの子ども達にとっても、指導者にあれこれ言われながらやるよりは、
子ども達同士という事もあり、自分達でやっているという感覚が強くなってくる。
影響を受けながらでも、自主性の芽生えに繋がっているはずだ。
何かあれば、その子に言っておけば安心して任せれるというのは、
指導者からすれば、必要不可欠な存在で、
サッカーがたとえ上手くても、いざ公式戦となった時には、
リーダーシップを発揮できる選手の方を信頼してしまう。
それは、ピッチ内とピッチ外は繋がっていると思っているからだ。
思い通りいかないゲーム、苦しいゲームはたくさんある。
そんな状況を打破できるのは、チーム内にリーダーシップを発揮できる選手がいるかどうかにかかっている。
自分がプレーしてる時もそうだったが、
プレーしている者の感覚と、外から見ている者との感覚にはズレを感じる時があるはず。
ピッチ内で起こってる問題にいち早く気付き、
自分達でコミュニケーションを取れる事が大切だ。
特に、少年サッカーはメンタルの影響にゲームが大きく左右されるので、
リーダーシップを発揮しながら、周りを鼓舞できる選手がいるのといないのでは大違い。
だからこそ、リーダーシップを発揮できる選手が必要不可欠になる。
まとめ
少年サッカーにおいて必要不可欠な選手について、
リーダーシップを発揮できる選手
が必要である理由をまとめてみたが、
理想は、全ての子ども達がリーダーシップを発揮できるようになる事だ。
チームの中にリーダーは1人いればいいとは思ってなく、
その数が増えれば増えるほど、チームとして安定して力を発揮できるようになるし、
周りの子ども達も引っ張られるように伸びてくる。
リーダーシップを育てるために、キャプテンを持ち回り制にする事をやったりするが、
責任を与える事で、自然とリーダーシップが育まれるようになってくる。
チームを運営する中で、一番重要だと思うのは、子ども達とどう向き合っていくべきか。
チームの中心は、指導者ではなく子ども達であるべきで、
そうなるためにも、子ども達の心を成長させていかないといけない。
元々リーダーシップを兼ね備えてる子もいるが、大半はそうではない。
一人でも多くの子ども達が必要不可欠な選手になれるように、
指導者側もアプローチの仕方を考えないといけないと思う。
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