信頼できる選手に必要な要素に、
計算できる選手
というのがある。
計算できるという表現は、少し不適切ではある感じもするが、
この子ならこれくらいはやってくれるだろう
と思わせてくれるような選手は、
ゲームの中で戦略を立てる場合、まず最初に当てはまるピースになるし、
そんなピースであるからこそ、
その子達を軸に、メンバー構成を始め、色んな戦略を立てる事ができる。
子ども達の普段の姿を評価し、モチベーションの維持を保つためにも、
先発メンバーは、現時点で考えられるベストを選んでるんだが、
そんな事ができるのも、
計算できる選手の存在があるから。
もし◯◯のパフォーマンスが良くなかったら、◯◯を出せばいい
と思わせてくれるような選手がいる事で、
ベンチワークにも余裕が生まれる。
チームの総合力が試されるような公式戦を勝ち抜く上では、
チームの軸になってくれるし、
時には、
チームの底力を現す象徴にもなってくれる。
計算できる選手とは?
計算できる選手は、
一定レベルの技術水準に達していて、ゲームの中で仕事ができる
と自分の中で整理している。
一定レベルの技術水準とは、
基本技術がしっかりしていて、プレー中のミスが少ないという事。
ゲームの中で仕事ができるとは、
自分の特徴を分かった上で、ゲームの中での役割を理解し、その特徴を発揮できるという事。
常に先発メンバーとして安定した力を発揮できる事も大事かと思うが、
チームとして、ゲームに臨む場合
その子が必ずしも先発メンバーとして名を連ねるような安定感よりも、
先発メンバー、交代メンバー、いずれの場合も力を発揮してくれる安定感の方がいい。
という事は、
計算できる選手としてもっと大事にしている要素がありそうだ。
計算できる選手として最も大事な事
それは、
いつも自分の100%を出しきろうとする選手
ついさっき、技術レベルが一定水準あると表現したのも、
多少、技術的に未熟でありミスをするようであっても、
積極的にチャレンジを繰り返し、ミスを恐れないようなパワーは、
必ずゲーム中に結果をもたらしてくれるから。
結局、
計算できるとは、数学ではないんだが、答えがあるような状態を期待している事で、
100%を出しきる力があるというのは、
結果(パフォーマンスの高さ)にコミットできる。
メンタリティーがとても強く、
先発メンバーでも交代メンバーでも気にする事なく、
自分のためにもチームのためにも常に力を発揮してくれる
その子の芯にある責任感
みたいなものを感じさせてくれる事が、
最も計算を立たせてくれるし、信頼を寄せれる安心感を与えてくれる。
まとめ
普段から子ども達としっかり向き合ってるつもりだし、
全ての子を信頼しているんだが、
まだまだ心が未熟な子ども達であるから、ゲームになると、
しっかり力を発揮できるだろうか?
という不安も実際は、常につきまとう。
そうならないためには、
積み重ねてきた事に自信を持っておく
というのが不安を取り除いてくれる一番の薬になるんだが、
それはあくまで、ゲーム前の準備段階であって、
いざゲームの最中には、その自信が役に立たない時もある。
それは、積み重ねてきた自信をプレーで発揮できない状態である時。
ひとえにメンタリティーのせいにはできないし、
昨日の記事で書いたように、要因は色々あると思うが、
大体は、メンタリティーが影響を及ぼしてるのがほとんど。
だからこそ、
チームの中に、常に自分の100%を出せる力があるメンタリティーを持った
計算できる選手
がいる事は重要だ。
そんな選手がいる事を期待するのではなく、
そんな選手に全ての子ども達がなってくれるように
心を育てる
のも指導者の役割の一つだと思う。
本気で信頼し合えるようになるには、子ども達と指導者双方の努力が必要だ。
コメントを残す