コミュニケーションをとる時一番大事になるのは、言葉の使い方。
言葉の使い方は、
どんな言葉を使うか?
その言葉でどう伝えるか?
で相手(子ども達)への伝わり方は大きく変わってくる。
小学1年生と6年生だったら、知ってる言葉の数は違うわけだし、
伝えるポイントも言葉を選びながら学年に合わせないといけない。
なぜ言葉を重視してるのかは簡単で、
悪い言い方をすると、コミュニケーションは態度や表情なんかで誤魔化す事ができるから。
子ども達は、大人の気持ちを察する能力が意外と高いので、
「あっ、機嫌が悪いな。今はちゃんと聞かないと」
というように、子どもなりにコミュニケーションを円滑にする努力をする。
本当は、そんなのはコミュニケーションじゃないんだけど、
それでお互いの関係が良くなればコミュニケーションをとれてる
という勘違いが起こるわけだ。
もちろん、コミュニケーションをとる上で、態度や表情は重要で、
子ども達の心を開くには、
機嫌悪い表情より、ニコニコしてる方が、
すんなり受け入れられる準備ができる。
でも、それだけで、一番大事な「言葉」が伝わらなければ、
意味はない。
サッカーの場面において、コミュニケーションは、
指導者から子ども達という方向が多く、
指導者が伝え、子ども達は受け取り、プレーで表現する事で
コミュニケーションが成立してるかを見極めないといけない。
「こっちはちゃんと言ったのに、何でできないんだ!!」
と思う場面があった時に、
伝え方が悪かったから、別の言葉でアプローチするのか
言っても分からない子ども達が悪い
と思うかで、子ども達との信頼関係はどんどん変わっていく。
参考:コミュニケーションの目指すべきゴールとは
書きながら、反省している点なんだが、
いくら自分で噛み砕いて伝えようとしても、
子ども達に伝わらない時はたくさんある。
その時に、コミュニケーションをしっかりとろうという態度を指導者(自分)が持っていれば、
もっと、伝える事に関して言葉選びをするだろう。
その繰り返しで、言葉の選び方・使い方が分かるわけで、
そうやって指導者(自分自身)も伝えるプロとして成長していかないといけない。
言葉は、その人の経験値がそのまま映しだされる鏡のようなもんだと思う。
それを言葉として出せるかどうかも考慮しないといけないが、
経験が乏しかったら、言葉で伝えるための引き出しは少ないのは当然だ。
経験とは、実体験によるものと、非体験で得られるものがある。
実体験も大事だが、古い実体験は言葉で伝える時気を付けないと、
時代に合わず、子ども達が受け入れる事が難しい事がある。
非体験で得られるもの。
これを意識している。
本やインターネットからという事になるんだが、
サッカーに関わらず、色んな事をインプットする事で、
言葉の引き出しを増やしているところだ。
引き出しの中に詰め込んだ知識を、どんな言葉を使って伝えようか
と考えるのが楽しい。
たまに(ではないか。。。)一気に伝えようとして、話が長くなりがちだが、
それもコミュニケーションをとる上では考えないといけない事。
指導者(自分自身)も常に成長しないといけないと思ってるところである。
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