ジュニアサッカーの試合は、ボールに集まる傾向がある。
以前、データスタジアムで働いてる友人に、
全国大会レベルの大会の決勝戦の選手の動きのデータを見せてもらった事があるが、
ポジションの平均値が真ん中に偏ってるのが顕著に見えた。
となると、位置どりで優位性を保てれば攻撃の際優位に立てる
という仮説が立てられる。
だが、
そんな大会で出た傾向だから、
ポジション取りをできないくらい玉際の攻防が激しい
ボールを失わないための技術が備わってない
という逆の仮説も立てられるとも言えるが。
とにかく、そんな仮説は考えられるし、
実際の現場でも、そう感じてるからこの仮説が考えれるわけなんだが、
目指すべきもの、子ども達が知っておかないといけないという部分においては、
位置の優位性を活かしたポジションどりがなぜ必要か?
を整理しておかないといけない。
子ども達に伝えてるのは、
・自分がいい準備(位置的優位を保つ事)をする事で、主導権を握れる。
・自分がいい準備(位置的優位を保つ事)をする事で、味方のプレーを助ける事ができる。
この2つだ。
いい準備をする事で主導権を握れる事については、
詳しく説明する必要はないと思うが、
味方のプレーを助けるという感覚は、
少し欠けているように感じるので説明する必要があると思う。
例えば、サイドの選手であれば、幅を意識する事で、
相手が位置を気にしてくれ、
中央にスペースを作る事ができる。
ボールを持ってる選手が、パスを選択してもドリブルを選択しても、
スペースができる=味方を助けている
事と同じだ。
参考:8人制サッカー 2-4-1のシステムにおけるサイドの役割~「深さ」と「幅」について考える~
助けるという言葉は、ニュアンス的に近寄ると理解されそうだが、
離れる事も助ける事と理解する事ができれば、
距離を近くするか?遠くするか?
の位置どりを考えるようになるだろう。
助けるという感覚が理解できると、
味方にプレーさせるか、自分がサポートにいくべきかの頭の整理ができるはずだ。
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