ライバルチームの存在は、色んな気づきと子ども達に成長の場を与えてくれる。
練習試合は公式戦と違い、
結果にはさほど拘らず、トレーニングの成果を確認したり、
色んなポジションを経験させたり、チャレンジする事であったり。
そんな位置付けをしてるが、
どうしても負けたくない。
ここに勝つ事で自信をつけたい。
子ども達も意識しているチームの存在がある。
もちろん、練習試合の位置付けとして目的は変わらないが、
何とも表現しがたい「意地」や「プライド」がプレーの中から自然と見える。
それを引き出してくれるのは、
存在価値みたいなもんで、
そのチームが相手ってだけで、一気に練習試合だろうが熱が上がる。
公式戦さながらの緊張感は、
実際、公式戦の時、
「こんなチームと俺達はやりあってきたんだ」
という自信の後ろ楯になり、力を与えてくれる。
昨日は、そんなチームとの練習試合だった。
力が拮抗しているとは?
ライバルチームとは、
力が拮抗しているチーム。
ゲームプランの中で、
ストロングポイントをどう活かし、ウィークポイントをどう消すか
を考えると思うが、力が拮抗していると、
このストロングポイントとウィークポイントについて考えさせられる。
力の差があると、
攻もしくは守に傾きがちなゲームになり、
大切な攻守の切り替えの面が、どうしてもルーズになってしまう。
ルーズであっても何とかなる
という感覚がプレーしている子ども達に生まれてくるからだろう。
リスク管理、機を逃さない目というのは、
感覚を研ぎ澄ます必要があり、
そういった感覚を鋭くさせるためにも、力が拮抗しているゲームを経験する事は必要だ。
研ぎ澄まされた感覚には集中力も必要。
ワンプレーで流れが変わるし、集中力を欠いたプレーは、
即失点に結び付く事だってある。
個におけるライバル関係
チーム単位のライバル関係もそうだが、
個人同士も当然意識し合うようになる。
参考:ライバルの存在
たまにしかない練習試合の機会で、
お互いの成長を確認を確認し合えるのは、
個の成長を促すための刺激になってくれるはずだ。
自分も、他チームでありながら、相手の個の成長を感じる事で、
刺激をもらえる事がある。
チームの成長と個の成長は繋がっている。
両方にとって、ライバルの存在は貴重である。
まとめ
個育てとチーム作りにおいて競争原理が働く事はプラスの効果をもたらしてくれる。
チームの中でもそうだが、ライバルを意識する事によって、
モチベーション管理が自然に行われているという側面もある。
モチベーション管理には刺激も必要だ。
刺激があるからこそ、モチベーションが下がりそうな時の揺り戻しが起こる。
その揺り戻しを得るためにライバルチームとのマッチメイクをしてあげるのもいい。
参考:成長を促すのに必要な環境設定~サッカーフェスティバルの是非~
色んな側面から、個とチームの成長にアプローチできる事は、
子ども達が成長できる環境作りに大切だ。
ライバルがいる事、ライバルとして意識させる事もアプローチできる事の1つだと思う。
そんなチームが、九州各県にいる事が有難い。
チーム内でもなく、県内でもなく、県を越える事で、
外への視野が広がる事も、子ども達の意識をあげてくれるだろう。
そんな存在だから、ライバルチームをしっかりリスペクトし、共に成長していきたい。
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