緊張感をめぐる問題点とその解決策

全日本U-12サッカー選手権大会が始まっている。

舞台としては、大きいし、

優勝したら全国大会というさらに大きな舞台が待っているから、

子ども達、そしてチームとしてもこの大会にかける想いは強い。

その想いの強さが、

ある時は力になり、ある時は緊張感に変わる。

気持ちのコントロールする事も大会を勝ち抜く上で大事な要素になってくる。

緊張が生み出す問題点

特に、初戦というのは、

緊張で身体が思うように動かないという事が多い。

参考:公式戦初戦あるある~上手くいかないを解決するには??~

いよいよ大会が始まる。このために準備してきたんだ

しっかりやらないといけない

俺がやってやる

プラスに働くはずの想いが、

自分でコントロールできる心のバロメーターを越えてしまうと、

緊張に変わってしまうんだろう。

いた仕方ない部分もあるが、

この緊張がプレーに及ぼす影響はとても大きい。

一番の問題と感じるのは、

周りが見えなくなる事。

思うように身体が動かない事で、

自分をコントロールする事が精一杯になり、

自分の世界に入り込んでしまう。

駆け引き、判断を失ってしまったプレーは、

対応する側にとってはすごく楽だ。

昨日のゲームでこんな場面があった。

相手は3バック。

3バックの左右は、うちのサイドを気にしてマンマーク気味でついている。

ボールが逆サイドに流れていても、マンマークは外さない。

センターバックの子は気が利いていて、ボールサイドにポジションをずらす。

当然、センターバックとサイドバックの間にギャップが生まれる。

冷静な目があれば、そのギャップを突く事ができるんだろうが、

目の前の相手との勝負に一生懸命になり、スペースが見えない。

いつもなら簡単に気づくはずの事が、

緊張により周りが見えなくなるんだろう。

力の差が大きければ、何とかなるものも、

相手も一生懸命なわけでそう簡単には、単純なプレーを許してはくれない。

周りを見れる事、駆け引き、判断の大切さを改めて感じたところだ。

参考:相手の矢印の理解と駆け引きの必要性

緊張を解くには

ただ、そんな状態であっても、

簡単なきっかけで緊張は解けてしまう。

一番の薬は、やっぱり得点を奪う事だ。

昨日も後半の半ばまで得点が入らなかったものの、

終わってみれば3得点。

得点でなくても、ワンプレーであったり、ハーフタイムを挟む事で解ける事もある。

実際、ハーフタイム後少し冷静になり、サイドからの突破が増えてきたし、

少しずつ良くなっていったと思う。

難しいのは、そのきっかけをどう引き出すかだ。

冷静に戦術的な話をしたほうがいいのか?

少し語気を強めて気合いを入れ直した方がいいのか?

大きな器で包んであげた方がいいのか?

また、

それぞれの子によってもアプローチの仕方は変わるだろうし、

緊張を解いて、さらに力に変えるのは難しい。

子ども達の心がパターン化してればいいんだが、そうもいかない。

でも、1つだけ言えるのは、

普段からどれだけコミュニケーションを取れているかだと思う。

信頼関係があれば、言葉がスッと入っていくだろうし、

お互いを分かっていれば、どんなアプローチが必要かも分かるはず。

参考:非公式的なコミュニケーションがチームに及ぼす影響

結局は、どんだけ子ども達と向き合って普段を過ごしてるのかが重要なんだと思う。

まとめ

初戦に限らず、

大会が進み、舞台が上がれば上がるほど、緊張感は増してくる。

公式戦と緊張感は切れない関係だが、

初戦の緊張感舞台が上がった時の緊張感はちょっと違う。

試合を重ねる毎に増してくる緊張感は力に変わりやすい。

ただ、そのためには条件があると思ってる。

今まで、積み重ねてきた事への自信。

経験値も含めてかな。

これがないと、

舞台が上がったら、ますます身体が動かない緊張感に襲われてしまう。

勝負強いチームがある。

それは、舞台で力を発揮する術を知っているから。

その源は、普段の積み重ねによる経験値と自信によるものだろう。

熊本県も昨日で1回戦の全日程が終了した。

力は拮抗し、予想外と言ったら失礼かもしれないが、

そんな結果もちらほら見える。

公式戦の難しさを知る瞬間だ。

1試合終えた事で各チーム心に余裕が出ると思う。

ここからまた緊張感との戦いが続くが、

緊張感を舞台を楽しむ力に変えて子ども達には頑張ってほしい。











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ABOUTこの記事をかいた人

筑波大学体育専門学群卒業。大学4年次に【日本一】を経験する。卒業後、地元熊本に帰り、高校保健体育の教員として3年間教育現場に立つ。 その後、現在のソレッソ熊本で指導を始め、現在に至る。ソレッソ熊本で指導を始めておよそ10年間。 その中で培ってきた経験を、ブログという形で発信し、独自の視点で少年サッカーについての考えを述べていきたい。