トレーニングの「条件付け」が目的達成に及ぼす影響

トレーニングの中で色んな「条件付け」をすると思う。

例えば、タッチ数を制限したり、方向を制限したり。

色んな「条件付け」があると思うが、

ここで気をつけているのが、

テーマを達成するためにその「条件付け」は適切かどうか??

もしかしたら、「条件付け」をする事で、「自由」が奪われ、

テーマが達成できないかもしれないし、

「制限をする事」で、テーマがより明確に意識できるかもしれない。

「条件付け」には、「自由」と「制限」のバランスが重要だと思う。

「条件付け」の具体例

先日のトレーニングでは、

「ボールへの関わり」をテーマにトレーニング。

最近は、ずっとこのテーマを落とし込んでいる。

その中で、12メートルの四角形を作り、

中を、2対2。外の辺に4人のサーバーをつけるトレーニングをやった。

そこで「条件付け」したのが、外のサーバーへのパス交換は1回のみという事。

これにより、サーバーはより中の選手を意識しないといけなくなるし、

中の選手は、外のサーバーの選手からボールを受けるために、

より速く「ボールへ関わるポディション」を探さないといけなくなる。

サーバーの選手は、中にボールの出しどころがないと、

外のサーバー同士でパス交換するしかない。

ここで、「条件付け」しなかったとする。

そうすると、ボールを失わないように、サーバーだけのパス交換に終始するようになり、

中の選手の「ボールへ関わる」意識は薄れてしまう。

だって、外に任せてボールを回させてたら、ボールを失うリスクが、減ってしまうから。

「条件付け」をする事で、

サーバーは、必然的に中へのパスを選択しなくてはいけなくなるし、

中の選手は、外から「ボールに関わる」努力をしないと、

ボールが回らなくなる。

中の選手の選択は、中の選手同士でパス交換してもいいし、外のサーバーを使っても「自由」

このように、テーマを達成するために、

「自由」と「制限」のバランスを考えてトレーニングを組み立てる事を意識している。

「条件付け」のレベル

ここで、気を付けないといけない事がある。

先日のトレーニングでは、うまく子ども達は意識してプレーしてくれたんだが、

「条件付け」が難しすぎると、

テーマを達成できないのはもちろん、頭の整理だけで、四苦八苦してしまう。

普段から、同じトレーニングはやらない、「条件付け」をする事を意識してるんだが、

それは、頭を使いサッカーをして欲しいから。

参考:目的地を明確にした上での積み重ねの大切さ

考える事でプレーのイメージは広がり、選択肢も増えてくると思っている。

だが、頭を使う事がメインになってしまうと、プレーとの結びつきが薄くなってしまう。

そうなると、本末転倒だ。

「条件付け」のレベルも選手に合わせてあげないといけない。

だからと言って、全て選手に合わせてしまうと、「条件付け」の意味がなくなって、

テーマの達成に結びつかなくなるし、

「条件付け」のレベルをどのラインまで妥協できるかも考えておかなくてはいけない。

まとめ

日常のトレーニングが成長する上で、一番大切と思っている。

参考:考えるサッカーには、基準の設定と日常の意識づけが必要

成長をさせたいと思うのなら、

成長できるようにトレーニングを組み立てるのは当たり前だ。

ただメニューを用意し、そのメニューを「自由」にこなさせるだけでは、

子ども達は、身体の成長分しか成長していかない。

成長を加速させるには、身体だけでなく、頭の成長も必要のはずだ。

トレーニングの中に「条件付け」をする事は、頭の成長を促してくれると思っている。

サッカーのゲームは、見方によっては、課題解決学習みたいなもの。

相手の守備をかいくぐるためにどうすれば良いか?

相手の攻撃を阻止するためにどうすれば良いか?

自由な感覚だけでは、限界があると思う。

そのために頭を使いプレーの幅を広げてあげる。

トレーニングを組み立てるのは、けっこう難しいものである。

参考:実力を発揮するために~イメージトレーニングと思考の足跡を~











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ABOUTこの記事をかいた人

筑波大学体育専門学群卒業。大学4年次に【日本一】を経験する。卒業後、地元熊本に帰り、高校保健体育の教員として3年間教育現場に立つ。 その後、現在のソレッソ熊本で指導を始め、現在に至る。ソレッソ熊本で指導を始めておよそ10年間。 その中で培ってきた経験を、ブログという形で発信し、独自の視点で少年サッカーについての考えを述べていきたい。