個人戦術におけるスピードの理解と育成年代に必要なもの

サッカーにおけるスピードについて整理しておこうと思う。

と言うのも、スピードについての理解が、

単に身体的なスピードに限定しがちになるから。

特に、育成年代では、技術や判断力に長けている選手より、

速い選手の方が目立つ。

その理由は、技術や判断力に長けている選手がいても、

そのプレーを周りで際立たせる存在が少ないという事。

これにより、良いプレーと思われるプレーが成立までこぎつける事が出来ず、

埋もれてしまうという側面がある。

逆に、速い選手は、一人でフィニッシュまで持ち込めるし、

一人で守備を完結させることができるし、

目立つ要素が多い。

こういった見え方の違いが、スピードの重要性の理解を、

スピード=身体的スピード

と限定しがちにしているんだろう。

もちろん、身体的なスピードは重要で、

サッカーが身体を使ったスポーツである以上、

身体的なスピードの最低水準は確保しなければいけないし、

無視していい問題でもないんだが、

圧倒的なスピードがなくても、

身体的スピードをカバーできる別のサッカーにおいて大切なスピードについて

頭の中くらいは整理しておく必要があるだろう。

個人戦術におけるスピードの理解

これについては、今ちらほらキーワードを出しながら、

答えを言ってしまったようなものだけど、

個人戦術におけるスピードは、「脳と身体」に分けられる。

個人戦術におけるプレーを分解してみると、

認知→判断→行動

の順でプレーは成立しているんだが、

「認知」・「判断」の部分=脳のスピード

「行動」=身体のスピード

という事になるだろう。

参考:サッカーにおける認知・判断・技術をバランスよく育てる方法

という事は、「認知」・「判断」のスピード

身体のスピードと同様に、重視されるべき要素である事を理解しないといけない。

むしろ、育成年代においては、

「認知」・「判断」のスピードにもっとスポットが当たってもいいんじゃないだろうか??

身体のスピードは、遺伝的な要素を含め、

限られた範囲でのある程度の伸びしか期待できないのの、

脳の能力は、その限界値を予想できない。

ある事がきっかけ子ども達が急激に成長する事があるが、

メンタル的な要素が深く関わっている事はもちろんだが、

それとは別に、

脳が刺激され続け、あるきっかけを経てワンランク

「認知」・「判断」のスピードが上がったとも理解する事ができる。

実際に、あるきっかけで変化したプレーを継続的に発揮するには、

単にメンタルの改善だけが有効だったとは言い切れない。

継続には、発揮し続けるためのポイントの理解(=脳の整理)

が必要不可欠だからだ。

参考:プレーと脳の関係性

「認知」・「判断」のスピードを上げるには

とにかく、「頭でサッカーをする」

という習慣が必要だろう。

ただ、練習場に来て、指導者から与えられた練習を何となくこなし、

今日も無事練習が終わりました

という感覚でいては、脳が刺激されることはない。

与えられたものに関して、反応(感じるもの)がそれぞれあると思うが、

それを、自分の頭で整理(なぜ?どんな場面で?実際プレーする時〇〇を意識しよう

して、プレーに反映させ、成功・失敗について振り返る作業をしないといけない。

また、それぞれにプレー課題があるだろうから、

プレー課題とチーム練習でのテーマを照らし合わせる作業も必要だろう。

「認知」というのは、

スペースがどこにあるか?人はどこにいるか?など観る事に関する能力だが、

観て得た情報も、個人の脳が処理できる能力の違いで

「認知」できる事は変わってくるはずである。

「判断」とは、「認知」した情報に対して、

どんなプレーが良いのかを選択する事だが、

これも同様、脳にストックできているものの違いで差が出るように思う。

まとめ

個人戦術におけるスピードの解釈について整理し、

もっと「認知」・「判断」のスピードを上げる事が必要と述べてきた。

また、「認知」・「判断」のスピードを上げる事について、

具体的な方法を述べる事はなかったが、

答えがある・ないじゃなく、

答えをどう導き出すか?

その過程こそが大事なんじゃないかと思っている。

少なくとも、指導者は「認知」・「判断」の重要性を

分かってるはずだから、

答えを与え、子ども達が「認知」・「判断」する事を遮ってはいけない。

サッカーの面白さは、駆け引きにある。

駆け引きをするためには、たくさんのプレーの選択肢が必要で、

それをどう選択するかが大切である。

参考:サッカーにおける【駆け引き】が上達する方法

駆け引きができず、身体のスピード任せでは、

先々壁にぶつかる事が見えている。

それを、しっかり見越し、育成年代だからこそ、

「認知」・「判断」のスピードを上げる努力をしていかなくてはいけない。











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ABOUTこの記事をかいた人

筑波大学体育専門学群卒業。大学4年次に【日本一】を経験する。卒業後、地元熊本に帰り、高校保健体育の教員として3年間教育現場に立つ。 その後、現在のソレッソ熊本で指導を始め、現在に至る。ソレッソ熊本で指導を始めておよそ10年間。 その中で培ってきた経験を、ブログという形で発信し、独自の視点で少年サッカーについての考えを述べていきたい。