育成年代で大切な「学び残し」がない事への解釈




育成年代を指導していく上で大切なのが、

「学び残し」がない事。

これは、自分の友人で、あるJクラブの育成ダイレクターが教えてくれたもの。

簡単な一言のように感じるが、これはけっこう深い。

育成年代で学ぶべきものは何かをきちんと整理できてないといけないし、

例えば、学ぶべきものが10ある中で、

教える事は10できたとしても、子ども達に身に付いてるのは、6だったりする事もある。

つまり、4は「学び残し」があると捉える事ができる。

また、子ども達それぞれに達成度のばらつきはあるわけで、

「学び残し」がない事はどういう事なのか?

を明確にしておかないと、

考えれば考えるほど、迷路に入っていく感覚になってしまいそうだ。

「学び残し」と個性を活かす事の関係性

ここで、さらに葛藤がある事は、

「学び残し」がないようにする事と、個の能力を最大限に活かす事のバランス。

話した彼も言ってて、「なるほどな」と思ったのは、

プロになった選手を見ると、大体、育成年代からそのプレースタイルは変わらないという事。

ドリブルがめちゃくちゃ得意だった子は、

プロになっても、やっぱり武器はドリブル。

という事は、育成年代の時期にある程度やれる事は、

個の得意を最大限に伸ばすために、どんどんやらせてあげないといけない。

ここで、引っかかるのが、「学び残し」との関係だ。

やれるから、どんどんやらせるのはいいんだが、

同時に、「学び残し」が増えてるんじゃないかと思わないでもない。

特に、育成年代では、身体的な発達段階にも差があって、

プレーの判断が曖昧であっても、やれてしまう事も多い。

参考:少年サッカーにおける「伸び悩みの時期」の解決策

それを、個の得意な事だから、

ナイスチャレンジ!!

と言うのか、

今のは⚪⚪という選択肢もあるんじゃない?

と言うのかで、

個性を最大限に活かす事にも、「学び残し」を作らない事にも繋がってしまう。

言われた事を積極的に吸収しようとするのが子ども達だから、

どういう声かけをチョイスするのかが、指導者が考えなければいけない重要な部分になる。

参考:「質問力」を鍛える事で得られる2つのメリット

「学び残し」がない事をどう捉える??

考えれば考えるほど、こうやって迷路に入っていきそうだが、

まず整理すべきなのは、

それぞれの個に応じて指導すべき

という事だろう。

「学び残し」を作らないと言われた時に、パッとイメージしたのは、

預かってる子ども達を全体として括った時に、全体に漏れがないように、

教え込まないといけない

というものだったが、

教え込むんじゃなくて、その子の将来をイメージした時、

これは、教えとかないといけないと思う事を、それぞれの個に応じて伝えるのが、

「学び残し」がない事

と勝手に解釈している。

そうなると、10ある学ぶべきものの中で、

捨てなければいけない事も出てくるかもしれないが、

個性を消してしまうくらいなら、それはしょうがない事と割り切る事もできる。

また、

小学年代で無理矢理オールマイティーに完成させようとしないで、

中学・高校と成長していく中で、壁にぶつかった時に、

学び直しができる余裕があってもいいんじゃないかとも思う。

まとめ

これは、「学び残し」がない事の自分なりの解釈なんだが、

そう思ったのも、彼との会話の中で、

ある大会を視察した時の感想を聞いたから。

それは、小学4年生の大会だったらしいが、

めちゃくちゃサッカーとしては、チームとして整理されてるし、

子ども達それぞれも上手いんだが、

見ていて子ども達の個性が見えなかったと言っていたから。

捉えようによっては、まさしく「学び残し」がないように感じるんだが、

それぞれの個にフォーカスすると、それこそ「学び残し」だらけなのかもしれない。

サッカー選手としての自分の特徴が分からない

というのは、最も大きな「学び残し」と考えるこ事ができるからだ。

参考:サッカーにおける才能の見極め方~周りの大人の関わり方~

彼との会話の中で、大きな宿題を与えてもらった気がするが、

それぞれの個をどう育てていくかは、指導者がしょわないといけない責任。

「学び残し」がなく育てる意味を整理して、

次の年代へしっかり繋げていこうと思う。











クリックをお願いします!!

ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村


少年サッカーランキング

関連記事



サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法

池上正 小学館 2008年01月28日
売り上げランキング :

by ヨメレバ

少年サッカーは9割親で決まる

島沢優子/池上正 カンゼン 2014年06月
売り上げランキング :

by ヨメレバ

はてブてシェアをお願いします!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

筑波大学体育専門学群卒業。大学4年次に【日本一】を経験する。卒業後、地元熊本に帰り、高校保健体育の教員として3年間教育現場に立つ。 その後、現在のソレッソ熊本で指導を始め、現在に至る。ソレッソ熊本で指導を始めておよそ10年間。 その中で培ってきた経験を、ブログという形で発信し、独自の視点で少年サッカーについての考えを述べていきたい。