冷静に見るべき試合結果と内容の結び付き




結果を出す事が全てである

と解釈する事の怖さは、誰もが分かっていると思う。

試合結果を無視して、内容を重視する事が絶対大事だ!

という偏ったスタンスでいると、それはそれで

大事な視点を見失う恐れがあるんだが、それは後ほど。。。

とにかく、

試合結果が勝ちだから、

必ず試合内容も良いという図式はない。

試合結果と試合内容は、明確に切り離すという思考のベースの上で、

もし試合結果と試合内容の中で有機的に結びつきそうな接点があれば、

分析し、根拠として蓄積すればいいし、

試合結果が勝てたとしても、内容が伴っていなければ、反省すべきである。

試合結果を重視する事による弊害

試合に勝つ事が全てだというスタンスではなくても、

試合に勝つ事にあまりにも重きが置かれすぎると、

勝ちという結果に、内容を都合のいいように合わせて解釈する

という問題が出てくる。

勝った事実だけにフォーカスしてしまい、そこで満足してしまうのか、

本当は、拘るべき細かい部分を気持ちが満たされる事により、

見過ごしてしまう。

おそらく、試合に臨む前は、その試合で達成したい目標や課題があり、

それをクリアして成長しなければいけないという思いはあるはずだ。

だが、結果に対する拘りが強くなればなるほど、

目標や課題は、だんだん見えなくなってしまい、

その結果、目的が試合に勝つ事にすり変わってしまう。

参考:少年サッカー 手段の目的化に対する懸念~育成論の難しさ~

結果を求める事は大切である。

子ども達にとっては、結果が一番分かりやすく、

勝てば自信に繋がるだろうし、

負ければ悔しさに繋がり、

モチベーションの維持と意識の向上を擽る事ができる。

だが、結果という事実は使いようで、

注意深く分析すべき事は、結果と内容の結び付きである。

試合結果とトレーニングとのギャップ

一番危ないのは、

試合結果が出ているからといって、

日頃のトレーニングの設定が曖昧になってしまう事。

少年サッカーにおいては、身体能力に差があり、

その差が試合結果に反映される事は度々ある。

例えば、まだまだボールコントロールもパスも正確じゃなくても、

多少のミスは、身体能力の差でカバーでき、

ゴールに結び付く事だってある。

それでも勝てた事で、簡単にトレーニングの要求を高めてしまうと、

つまずきが出てしまう事になる。

試合も成長していくのに必要な場だが、

成長していく上で一番大事なのは、日々のトレーニングの積み重ね。

参考:コツコツ積み重ねる事が大切な理由

そのトレーニングの設定が曖昧になってしまうのは、

より良い結果を出してやろう

という欲に他ならない。

トレーニング設定の基本は、現状より少し高い課題を設定してあげる事だと思う。

結果に縛られると、欲が先走ってしまい、ついつい届きそうにない課題(指導者の理想)に

子ども達を合わせたくなるが、

本来は、

現状の子ども達のプレーの質から、トレーニングを設定するのが当たり前である。

まとめ

自分も、ついついもっと、という欲が出てきてしまい、

トレーニングで、子ども達に要求する事が高くなってしまう事があるが、

それは、結果に対する拘りが強い時のような気がする。

指導をやってると、公式戦以外でも、

負けたくない大会はあって、そこで結果を出したいと思えば思うほど、

トレーニングの設定が曖昧になってしまう。

また、

自分達より実力が上のチームに勝てた時なんかは、

できるようになったという錯覚に陥いりそうになる事もある。

とは言っても、そうならないように、

そんなチームに勝った時こそ、しっかり内容を分析して、課題を探そうとはするんだが。

いずれにしても、

試合結果に重きが置かれすぎると、冷静な目を失ってしまうリスクがある事は確か。

子ども達が成長する目的のために、

試合に勝つ事も必要で、

試合内容をしっかり見る事も必要

という心の余裕を指導者は持っておくべきだとつくづく感じる。

勝負の場に立つと、試合いには勝ちたいし、できるだけ上を目指したい。

そして、子ども達に勝つ事の喜びをプレゼントしたいと思う。

それが、指導者として時にはプレッシャーに感じる事もあるんだが、

そのプレッシャーは、自分自身のエゴによるもの。

参考:個の成長とチームの勝利(成長)をめぐる問題点

本当に子ども達の事を思うのなら、

子ども達の成長のために何が一番必要かを冷静に考えてあげなくてはいけない。











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ABOUTこの記事をかいた人

筑波大学体育専門学群卒業。大学4年次に【日本一】を経験する。卒業後、地元熊本に帰り、高校保健体育の教員として3年間教育現場に立つ。 その後、現在のソレッソ熊本で指導を始め、現在に至る。ソレッソ熊本で指導を始めておよそ10年間。 その中で培ってきた経験を、ブログという形で発信し、独自の視点で少年サッカーについての考えを述べていきたい。