サッカーの才能というと、
・ボール扱いが上手い子
・一瞬の閃きを持ったセンスある子
・物凄くスピードがある子
まぁ、その他にも色々想像できるとは思うが、
子ども達が持っている才能を開花させる事ができるかどうかは、
周りの大人の関わり方が重要と思ってる。
そもそも、才能は限られた者しか与えられていないものだろうか??
いや、そうではない。
子ども達は、誰しも何かしらの才能を持っているはずなんだが、
その才能の見極めをうまくしてもらえないせいで、
才能が埋まったまま消えていくケースが多い。
サッカーの才能を見極めるためには、関わる大人の、
我慢と信じる気持ちが必要だ。
そうする事で、見えなかった才能を見極める事ができるようになると思う。

才能を見極めるための関わり方
プロサッカー選手にこの子はなるだろうな
と思うような子の、才能の見極めは意外と簡単だ。
プロになるような子は大抵何かしら尖ってるものがある。
難しいのは、
それぞれの子の才能が何なのかを見極めてあげる事である。
一番の問題は、
見極める前に、決めつけてしまう事。
あの子は⚪⚪だから
という先入観が入ってしまえば、それを直そうという作業が入ってしまい、
伸ばす事より、修正しようという指導になってしまう。
そうすると子ども達はきっとミスする事を恐れ、チャレンジをしなくなるだろう。
才能というのは、
チャレンジしようとした姿勢の中から見えるもの
だと思っている。
わざわざ、苦手なものを自分の武器にしてチャレンジする子はいないはずだ。
参考:サッカーにおける武器とは何か?~武器の作り方を考える~
だから、先入観なく、常にフラットな目で子ども達を見続ける姿勢が必要である。
そうすると、少しずつその子の才能が見えてくる。
サッカーにおける才能とは??
ここで、才能というものを改めて考えてみる。
才能とは、決して冒頭で述べたよう特別なものでなくていい。
努力し続ける事ができる事も才能だし、
ピッチ内でコミュニケーションを誰よりも取れる事も才能。
それぞれの子ども達の
良いところ=才能
と大きな括りで捉えようとすれば、
才能は尖ったものだ
という見方しかできなかった時より、
より多くの気付きを得る事ができ、
その子の才能に気づいてあげれるかもしれない。
ミスばかりしてる子を才能がないと決めつけないでいれば、
例えば、
両足でパスする事ができる(両足を使える)という才能に気付ける。
これは、実際自分が指導した子にいたんだが。。。
だから、
サッカーにおける才能はこれだ
と決めつけてはいけない。
答えになってないかもしれないが、
サッカーの才能とは何かを考える時点で、才能を奪っているのかもしれない。
まとめ
消えていく才能をこれまでたくさん見てきた。
その大きな原因の1つが、周りが潰してしまっているというケース。
尖ってたものが、成長していくにしたがってみんなと同じようになっていく事がある。
それは、その尖ってたものが唯一の才能だという先入観からくるもの。
才能は、たった1つ与えられたものではないし、
才能と思ってなかったものが、どっかのタイミングで才能に生まれ変わるかもしれない。
なので、
関わる大人は、我慢して見守る勇気と、
この子は何かしら才能がある
といつも(ずっと成長していっても)信じる気持ちを持つ事が必要だ。
そして、常にチャレンジし続ける空気を作ってあげる。
小さな勝利の積み重ねが成長していくためには必要だ。
参考:何を成長と感じるかで「自己肯定感」は変わる~小さな勝利がキーワード~
小さな勝利が、また別の小さな勝利に連鎖し、
才能としてどんどん開花していくんだと思う。
子ども達は誰しも才能を持っている。
それに気付かせるには、周りの大人(指導者・親)の関わり方が重要だ。
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