ゴールキックのルール改正が少年サッカーに及ぼす2つのメリット




毎年サッカーのルール改正は行われているが、

大きくプレーに関わるものと、そうでないものがあるのが正直なところ。

だが、今回のルール改正に伴うゴールキックの変更は、

少年サッカーにおいても良い影響があると思ってる。

少年サッカーあるあるで、ゴールキックを蹴れないキーパーがいた場合、

ペナルティエリアすぐ外に構えておいて、ゴールキックをそのまま狙い得点

というはめ技みたいなゴールを何度も繰り返すゲームがある。

ゴールキーパーは、蹴れないだけで他の選択肢をなくし、自信もなくしてしまう。

そうなると、フィールドプレーヤーにとっても、ボールが触れなくなり、

ゲームとして成立させるのが難しい。

このルール改正は、

ゴールキーパーにとっても、フィールドプレーヤーにとっても、

プレー機会を増やす事に繋がる。

ルール改正に伴うメリット

まずは、このルール改正が、子ども達の技術の向上のためには有効だ

という認識を持つ事が必要だろう。

その上で、ゴールキーパー・フィールドプレーヤーの双方にもたらすメリットを整理したい。

ゴールキーパーにとってのメリット

Jリーグの試合を見ていても、

横浜Fマリノス、大分トリニータに代表されるように、

ゴールキーパーのビルドアップの役割は以前に比べると、格段に上がっている。

ゴールキーパーの大型化が注目される中で、

大分トリニータのゴールキーパーは180センチ程度。

それでも、足元の技術の高さのおかげで(それだけではないとは思うが)、

正ゴールキーパーの座を守り続けている。

これは、ゴールキーパーを目指す子ども達にとって希望だろう。

参考:ゴールキーパーとしての役割の理解と育成する際のポイント

では、ゴールキックのルール改正が

なぜゴールキーパーにとってメリットなのか考えてみる。

冒頭でも述べたが、

ゴールキーパーは、ゴールキックが蹴れないといけない

という絶対条件がなくなる。

これが一番大きなメリットだ。

遠くに飛ばす事ができなくても、インサイドキックでしっかり転がす事さえできれば、

味方にボールを繋げる事ができ、失点のリスクは大きく減る。

また、蹴れるゴールキーパーにとっては、近くを見せながら、

わざと相手選手を引き付けて、遠くにボールをつけるという駆け引きもできるようになる。

この事により、確実に判断の幅が広がり、考える事をしなくてはいけない。

考える事は、成長のために必要なものだ。

参考:考えるサッカーには、基準の設定と日常の意識づけが必要

さらに、繋げる確率が上がるという事は、ビルドアップにおいて、

プラス1の存在になれるというメリットをもたらす。

そもそも8人制サッカーにおいても、ゴールキーパーのビルドアップの役割は、

大きいと考えられているんだが、

ゴールキックをより近い距離感でスタートする事により、

ゴールキーパーがビルドアップに参加する回数は確実に上がるだろう。

とにかくシュートを止めれるゴールキーパーから、

足元の技術もしっかりしなければいけないとなると、

もっとたくさんの子ども達がゴールキーパーを目指すようになるはずだ。

フィールドプレーヤーにとってのメリット

ゴールキックの際は、ペナルティエリアから出ないといけない

という条件があるだけで、

リスタートが遅れてしまうという問題が以前のルールではあった。

だが、ペナルティエリアから出る必要はなくなる事で、

リスタートを早くでき、すぐにボールを受けれるようになる。

ゴールキックの際は、思考停止になりがちだったが、

リスタートを意識する事で、

ゴールキックの際も考え続ける習慣ができる

というのは、メリットだろう。

また、受けたその先のイメージも持ってないといけないから、

認知・判断・実行の機会が増えてくる。

参考:サッカーにおける認知の必要性とプレーへの効果

ルール改正を有効に利用するという意識があれば、

ゴールキーパーとの関係性の中で新たな戦術も考えられるし、

フィールドプレーヤーにとっても、考える事が増えるというメリットがあるはずだ。

まとめ

11人制サッカーから8人制サッカーに移行した経緯には、

一人一人がより多くボールに触るため

という目的があったが、

今回のルール改正に伴うゴールキックの考え方も、

そのルールを有効活用できれば、

ゴールキーパーにとっても、フィールドプレーヤーにとっても、

一人一人がよりボールに触るという事に繋がる。

また、後方からのビルドアップの重要性を伝える場合、

ゴールキーパーを含めてという意識はより明確になるし、

繋ぎながらゴールを目指すという意識も出てくるだろう。

かと言って、ゴールという意識が薄れ、繋ぐ事が最優先になり、

長いボールはいけない

という考えになるのは間違いだが。。。

繋ぐ選択肢が増えたという捉え方をするくらいがいいのかもしれない。

その中で、必要であれば、チーム戦術で活かせばいい。

色んな考え方があるだろうが、

ボールを大切にする

という意識が、このルール改正によって強くなる事を期待している。











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ABOUTこの記事をかいた人

筑波大学体育専門学群卒業。大学4年次に【日本一】を経験する。卒業後、地元熊本に帰り、高校保健体育の教員として3年間教育現場に立つ。 その後、現在のソレッソ熊本で指導を始め、現在に至る。ソレッソ熊本で指導を始めておよそ10年間。 その中で培ってきた経験を、ブログという形で発信し、独自の視点で少年サッカーについての考えを述べていきたい。