夏休みは、個の成長、チームの成長にとって大事な期間。
合宿・遠征
日常と違う生活サイクルは、子ども達にたくさんの気づきを与えてくれる。
だが、
その気づきを与えれるかどうかは、
ただ単に合宿・遠征の機会を子ども達に提供するだけではいけない。
自分達のやるべき事を考え、自分達で行動する
ということをやらせなければ、
結局は、普段の家での生活と何ら変わりないものになる。

合宿はチームビルディングのチャンス
合宿となると子ども達テンションは上がり気味。
この気持ちをフワフワさせたままだと、お遊びで終わってしまうが、
目的意識を持たせる事で、チームの結束力は高まる。
チームビルディングをするチャンスだ。
参考:「エディー・ウォーズ」書評~チームビルディングについて考える~
始めのうちは1から10まで言わないと何もできない子ども達が、
合宿を重ねるうちに、徐々に自分達で考えて行動できるようになる。
そして、それはピッチの上での変化をもたらしてくれる。
声を掛け合ったり、自分達で雰囲気を盛り上げたり。
指導者側から仕掛けているようで、自然に出来上がってくるチームの結束力。
それが、合宿のもたらしてくれる力だったりする。
チームビルディングから見える世代別の強さ
言わずもがなだが、
強い世代ほどチームビルディングに苦労しない。
それは、子ども達の「自主性」の力が助けてくれるからだ。
そして、そこには必ずリーダーの存在がある。
このブログで何度も紹介してる大起もそんな子だった。
周りを動かす力を持っていた。
決して、サッカーができるとか、性格的に強いとか権力的な影響力じゃなく、
慕われる事ができるリーダーで、
子ども達も、
「あいつが言うならしょうがない」
というような感じだっただろう。
大起だけじゃなく、その他にも色んな子がいたんだが、
子ども達の中から、リーダーが自然発生的に生まれるような学年は、
やはり、サッカーの試合においても勝負強い。
土壇場の底力を持ってたような気がする。
チームがビルディングされている証拠
なんだと思う。
まとめ
チームビルディングされる効果は、
チームとしての結束力だけでなく、個の成長にも影響を及ぼしてくれる。
チームとして成熟すればするほど、仲良しだけの関係が、
目的意識を持った集団に変化する。
そこでは、決しておふざけは許されず、
お互いがいい意味でのライバル。
このような雰囲気は、合宿を重ねていく中で自然に出来上がってくるものだが、
最初は、やはり指導者がどうアプローチしていくかにかかっている。
できないのは、当たり前。
できないから、手を貸し続けるでは、いつまでたっても子ども達から「自主性」は生まれない。
失敗させながらでも我慢して、自分達でという意識をつけさせていく事が大切だ。
これをやっていくと、思わぬ効果も見られるようになる。
合宿で、上の学年と下の学年が一緒になった時に、
上の学年が下の学年の子達を世話して教えてあげる。
これこそ、サッカーを通した教育と感じる瞬間だ。
そして、これはチームの伝統になりながらどんどん繋がっていく。
チームカラーができていく理由も、こんな取り組みの積み重ねによるものなんだろう。
夏を越えたら子ども達は、一皮剥ける。
それは、ある学年にとっては、
「自主性の芽生え」
また、ある学年にとっては、
「自主性の成熟」
の結果なんだと思う。
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