サッカーにおける認知の必要性とプレーへの効果

ジュニアサッカーを見ていると、技術的なミスも目立つが、

周りの状況が見えずミスに繋がっているケースもたくさん見る。

敵がいるのに、そのままターンして奪われる。

敵がいないのに、ターンできず勝手に追い込まれて奪われる。

1つの選択肢しかなく、気づけば回避できるところを、気づかず奪われる。

このようなミスは、技術的なミスとは違い、

認知不足によるミス。

指導者は、技術的ミスに加え、

この認知不足によるミスを減らさせる努力をトレーニングの中で工夫しなければいけない。

サッカーのプレーのプロセスは、

認知→判断→実行

で組み立てられており、

参考:サッカーにおける認知・判断・技術をバランスよく育てる方法

認知不足が、判断する要素を削り、実行の時のミスの確率を上げてしまう。

指導現場で聞かれる

判断しろ!!

という言葉の前に、整理すべきは、

子ども達が、その判断に至る前の認知がきちんとできてるかどうか?

正直、判断のミスを問うのは難しい。

明らかな判断にミスに対しては、

この判断もあったんじゃないか?

と提示する事はできるが、

あまりにも

判断しろ!!

と言いすぎるのは、

判断させるつもりが、結局は、

指導者の理想や、判断の押し付けにならないだろうか?

という懸念もある。

そこで、判断に触れる事は難しい部分があるので、

認知について整理しておきたい。

サッカーにおける認知とは?

ナーゲルスマンによると、

定義としては、状況に応じて的確に速い判断ができること。内的要因と外的要因があり、前者は生まれ持った能力、後者は文化であったり、トレーニングによって構築される後天的なものです。サッカーにおける認知で大事なのは、戦術的な先読み。

参考:認知を鍛えるトレーニングとは?ナーゲルスマンにみる最新事情

と定義されているが、

簡単に言うと、

周りの状況をしっかり観て把握する事。判断要素

という事になるだろう。

これを、子ども達に伝えるとなると、

1つクリアにしておかなければいけないことがあるように思う。

ただ単に、

認知は大事だ!しっかり判断するために周りを見なさい

と言っても、おそらく子ども達には

こちらが意図している認知という意味は伝わらない。

認知の意味の解釈にズレが生じるように思う。

そこで、大切になってくるのが、基準を示してあげる事。

基本的な基準になるのは、ゴール・敵・味方・スペースになると思うが、

トレーニングを行う際は、何が目的で、

そのためにどんな情報を得るべきなのかを整理しないといけない。

何を目指すかで、見るべき情報が変わるのは当然だと思う。

認知の蓄積がプレーの引き出しを増やす

トレーニングで認知を意識させだすと、

子ども達の観る事は習慣化され、

判断の質も徐々に向上していく。

トレーニングの中で、基準値を持って認知を磨くと、

その認知する事が、1つの型となってストックされていく

というのが自分なりの仮説。

プレーをパターン化させるわけじゃないが、

ある程度の状況によっての認知の基準値が生まれると、

プレーに迷いがなくなってくるというのが、実感だ。

つまり、認知の積み重ねによって、

プレーに余裕が生まれ、

自然とプレーの引き出しが増えるという事だ。

まとめ

サッカーにおいて、認知する事は、プレーの幅を広げる重要な要素だ。

だが、ここでクリアにしておかなければいけない事がある。

それは、

技術的な事がしっかりしているかどうか。

いくら、認知する事ができても、技術的なミスで、

認知するできてるのにミスになるケースも多い。

子ども達には、そこのミス見極めながら、

技術的なミスの場合は、

今のは、意図あるミスだから絶対次につながる。そんなミスは、ミスじゃない

とポジティブな声掛けをするようにしているが、

やはり、技術が伴わないとプレーの幅は広がっていかないと思ってるので、

単純な技術的な練習も、

反復しながら向上させるようにしないといけない。

参考:意図的なミスを作り出す必要性~キッズ年代のサッカー環境を考える~

認知についてトレーニングする際に気を付けている事は、

何を基準に、何を観るのか?

そのためには、どういう準備が必要か?

という部分。

これを、しっかり子ども達に伝わるようにしないといけない。

いわゆる共通理解というやつ。

参考:意識のスレ違いから感じる「共通理解」を持つべき意味

ブレない基準を持ち、繰り返し言い続ける事で、

言葉が子ども達に段々と染みついてくる。

何をトレーニングするにしても特効薬的なトレーニングはない。

身体能力任せにならないためにも、認知の部分は、

ジュニア期に徹底して意識させないといけない部分だと思う。

 











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ABOUTこの記事をかいた人

筑波大学体育専門学群卒業。大学4年次に【日本一】を経験する。卒業後、地元熊本に帰り、高校保健体育の教員として3年間教育現場に立つ。 その後、現在のソレッソ熊本で指導を始め、現在に至る。ソレッソ熊本で指導を始めておよそ10年間。 その中で培ってきた経験を、ブログという形で発信し、独自の視点で少年サッカーについての考えを述べていきたい。