サッカーにおいてファーストタッチの質をあげる事はかなり重要。
ジュニア年代のゲームで目立つのが、ファーストタッチでのつまずきが、
その後のプレーを制限しているプレー。
ファーストタッチのミスでボールを奪われる事もあれば、
ファーストタッチの置き所が悪く、パスの質を落としてしまう事もある。
細かくあげれば、もっとたくさんの事がファーストタッチ発信で制限されている。
今、コパアメリカがあってるが、南米の選手達はとにかくファーストタッチが上手い。
速いボールも「ピタッ」
浮きボールも「ピタッ」
多少体勢が崩れていようが「ピタッ」
まるで、ボールと身体が一体となってるようだ。
そのコントロールしてる様が「ナチュラル」であるから、
自然と顔もあがるし、キックまでの動作もスムーズに見える。
改めて、ファーストタッチの重要性をゲームを見ながら感じてたところだ。
参考:サッカーにおける1対1の重要性~1対1に勝つには?準備・ファーストタッチ・ドリブル編~
そんな事もあり、子ども達にとっていい練習がないか探してたところ、
良い記事と動画を見つける事ができ、
実際に自チームで実践してみた。

ファーストタッチのコツ
まずは、
記事を読んで、イメージを作ってみて欲しい。
「ボールを一回で止めよう。ボールは地面を滑って平行の力で向かってくるけど、足のインサイドで面を作って跳ね返すように触るのではなく、身体を上から下に落とすイメージで、縦方向の力を意識してボールに触ってみよう」
参考:COACH UNITED(数的不利な状況を打開する技術トレーニング)
確かに、跳ね返すようなイメージだとボールは、
「ピタッ」とは止まらない。
いい表現だと思う。
これを動画で見てみると、さらに分かりやすい。
この動画を見て、あるチームの練習を思い出した。
参考:有名街クラブチームに学ぶ~当たり前の事を当たり前にできる大切さ~
群馬県のファナティコスというチーム。
昨年の全少でアップを見ている時に、目が釘付けにされた。
そのアップの時に徹底してやってた対面パスと全く同じだ。
おそらくだが、
同じようなイメージで、ファーストタッチのコツを伝えていると思う。
自チームでの実践
この記事とこの動画。
そして、ファナティコスのアップとリンクした事により、
さっそく、自チームの子ども達で実践。
すると、面白いようにボールが止まる。
全員とまではいかないが、
早くコツを掴んだ子達は、反復しながらどんどん精度が上がっていく。
逆に、コツを掴めない子は、
・身体に余計な力が入る
・重心を落とすタイミングが悪い
という事を感じたので、
「上半身をもっとリラックスさせよう」
「ボールを掴むイメージでタイミングを合わせてごらん」
とアドバイスしてみると、少しずつコツを掴めてきた。
まとめ
ファーストタッチの質が上がると、
プレーの幅は広がるはずだ。
これからの課題を挙げるならば、
・プレー中のプレッシャーがある中で
・動きながら
という事になるが、
何となくやってた部分を、「言語化」でき、イメージに落とし込む事で、
段々とコツを掴めるようになってくるだろう。
後は、どれだけ継続しながら反復できるか。
ファーストタッチの改善で、
「奪われないサッカー」に近づけると思っている。
「止める」「蹴る」「運ぶ」の基本技術をジュニア年代に徹底できると、
積み重ねができ、
後々、能力差が追い付かれる、または、縮まった時に、
その大切さを実感できるはずだ。
何をどう伝えるかで子ども達の将来は大きく変わる。
参考:サッカー指導は、プラモデルの組み立てに似ている~全体像をイメージし、細部をコツコツと~
指導者は、しっかり勉強しないといけない。
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