試合に出る以上、結果に拘る。
これは、絶対ブレる事ないし、目指せる目標がある以上、
「日本一を目指す」
と子ども達には言ってる。
子ども達もその気で練習に取り組んでいる。
大きなモチベーションになる要素の1つだ。
日本一なんて無理と思ったら、
可能性を潰す事になってしまうからね。
だが、勝負に拘りながらも、結果に左右されない軸も持っている。

結果は成長の種
ありふれた言葉だが、
「結果は捉え方次第で成長の種になる」事は間違いない。
大会の重み・相手などで捉え方は変わるとは思うが、
勝っても負けても、その結果を成長の種にすることができる。
ただし、その前に大前提がある。
これが、結果に左右されない軸と言っていい。
それは、
結果の前に、その試合に子ども達が全力を尽くしているか?
という事。
うちのチームでは、合言葉みたいに、
「覚悟」「意地」「決意」「プライド」
を試合前の合言葉として大切にしてるんだが、
体の内からふつふつと湧いてくるようなエネルギーを、
その試合に対して発揮する事が出来なければ、
結果は、成長の種にはなり得ないと思っている。
つまり、
結果は、ただの現象に過ぎない。
という事が言えるだろうし、そう思えていないと間違った方向に進んでしまう。
「日本一を目指す」んだが、
目の前の試合に全力を出し尽くす事が、最も大切な事で、
それができて初めて、結果が成長の種なりうる。
結果だけで評価する事のリスク
結果を、取り組んできたこと、全力を尽くした上での現象
と捉える事ができないと、
勝ったから、自信がついた。
負けたから、次頑張ろう。
と安易に解釈してしまう癖がついてしまう。
最悪のケースは、負けたから罰走などの理不尽に繋がる事。
理不尽の多くは、結果を単純に、頑張りや取り組みが足りない
というこじつけに利用しているだけに思えてしまう。
また、成長の種にするのであれば、結果に対して、
今後の具体的なプランを持たなくてはいけない。
そのためには、結果に対する現状分析は必須だ。
結果ありきで中身を見てしまうと、現状の課題が見えなくなってしまう。
結果だけで、全体を評価する事には、このようなリスクが伴う。
まとめ
勝利至上主義も、理不尽な体罰も、
結果が評価基準の最上位に位置している事
が原因の1つではないかと思う。
変な言い方だが、結果だけを切り取るという事は、
指導者は楽に基準を子ども達に示す事ができるし、考える手間も省けてしまう。
「日本一を目指す」
と言えば、言葉が独り歩きしてしまって、
結果だけに拘っていると解釈されがちだ。
また言葉によるイメージは強く、
内容・質は度外視され、勝つためのサッカーと誤解されることもある。
それは、よしとして。。。
とにかく、目指すべき場所を定めながら、
試合を上手く成長の種にできるように、
結果は現象に過ぎない
という考え方を持ち合わせておく必要があるだろう。
結果に拘りながらも、冷静な分析力が必要だ。
コメントを残す