カテゴリーの固定による指導のメリット・デメリット

毎年あるカテゴリーを担当し、子ども達が入れ替わる。

同じ子達を持ち上がりで見ていく。

おそらく、街クラブの指導者のパターンはいずれか。

細かい事を言うならば、時と場合によって、

色んなカテゴリーの子ども達を見ないとクラブはうまくまわらないが、

そこはスルー。

この2パターン、どちらも経験してるが、今日は、

カテゴリーを固定して見ていく際のメリットとデメリットをまとめてみたい。

カテゴリーの固定によるメリット

毎年同じカテゴリーを見ていると、

時期によってプレー水準がどこにあれば、どのくらいのレベル

というのが大体分かる。

大体というのは、九州内くらいかな。

自分が見ているカテゴリーに上がってくる時のレベルは、毎年さほど変わらない。

なので、明確なチェック表などはないんだが、

⚪⚪ができるようになる。

次は、⚪⚪。

みたいな感じで、少しずつ積み重ねをしていく。

そうすると、この時期に⚪⚪までできたから、このくらいの実力はあるだろう。

この時期なのに⚪⚪もできないなら、これくらいの実力か。

と、自分の物差しの上でチームの実力を計れるようになる。

指導し始めの頃は、外(全国)の世界も知らず、見えてる範囲も狭かったので、

その物差しは全くあてにならなかった。

だが、色んな経験をする中で、自分の物差しが正確になってきた。

今年は苦労しそうだ。

今年は楽な年になりそうだ。

この予想は、大体当たるようになり、自然と、

少し頑張れば⚪⚪。

くらいの目標設定ができるようになる。

参考:目標設定における2つの型の考え方

だが、この目標設定はあくまで自分の中での目標設定になる。

それは、少し頑張れば⚪⚪を大きく下回る事はないが、

大きく上回る成長をする事があるからだ。

子ども達の成長スピードは、時に予想もしないほど加速する時がある。

だから、子ども達には大きな目標(日本一)を言い続けて、

大きな目標にチャレンジしているという意識を刷り込みながら、

自分だけは、冷静に少し頑張れば⚪⚪くらいの目標設定をする。

(子ども達に嘘を言ってるわけではない。。。)

また、カテゴリーを固定するという事は、

子ども達にとっては毎年コーチが変わっていくという事。

思考が柔軟な育成年代の時期に、

色んな指導者の色んな考え方に触れる事で、

柔軟性や対応力が身に付く。

参考:成長するための気づきを得るために~「素直さ」「謙虚さ」「柔軟さ」の必要性~

個の成長に必要な3つのキーワード~「自信」「柔軟さ」「謙虚さ」~

カテゴリーの固定によるデメリット

持ち上がりを経験してるので、そことの比較にはなるが、

とにかく1年という時間は短い。

まずは、子ども達との信頼関係を結ぶまでに数ヶ月。

この信頼関係がグチャグチャだと、日々のトレーニングはうまくいかず、

子ども達のテーマの吸収率も悪くなる。

参考:実力を発揮するための信頼関係の構築

同じクラブにいるんだから、子ども達にとっては、こういうコーチだ

っていうのは、ある程度想像はつくと思うが、

それでも、慣れるまでは子ども達は必ず構える。

どこまでがオッケーなのか?

どこからがダメなのか?

の線引きをしてるんだろう。

だから、こっちも意識的にラインを明確にする。

そうしないと、本当の意味での信頼関係は生まれない。

また、1年があっという間に感じるせいか、

たとえ自分が設定した目標を達成できたとしても、

もうちょっとという欲を持ったまま次のコーチに引き継ぐ事になる。

なぜだか分からないが、満足よりも後悔に似た気持ちの方が強い。

さっきも述べたが、子ども達にとっては、

色んな指導者の考え方に触れられない事がデメリットになるだろう。

色んな指導者と出会った方が、柔軟性や対応力が身に付くと思っている。

子ども達は、純粋すぎて良い意味でも悪い意味でもその指導者の色に染まっていく。

信頼感する一方で、なぜ?

という疑問というか、好奇心のようなものを常に持っていないといけない。

言われてる事を鵜呑みにさせずに、考える事を意識させる事が必要だろう。

まとめ

個人的には、どのカテゴリーを見ようが、持ち上がろうがどちらでもいいんだが(一応きぼうはある)

子ども達にとっては、

指導者が毎年変わる事が良いように思う。

指導者にとっては、

「目標設定が明確になる事」

子ども達にとっては、

「柔軟性や対応力が身に付く事」

メリットになるし、

経験上、長く付き合えば付き合うほど情が沸いてきてしまうので、

周りが見えなくなってしまう。

そうなると、自分が見てる景色だけが絶対に見えてきて、

周りの声に耳を傾けつつも否定的になってしまう。

良い意味での、ある程度の距離感が(自分には)必要だ。

逆に言えば、持ち上がりながらそうならないのは、情が足りない気もするが。。。

街クラブに限らず、少年団にしても色んな事情があると思う。

うちのクラブでも、カテゴリーを固定したり、持ち上がったりするのは、

1年間終わって、次の年になるくらいにようやく決めるくらいだ。

その際、どうなるかは、クラブの事情よりも、子ども達にとって何がベストか?

が優先される。

どんな選択に最終的になろうが、

子ども達のための選択

が、子ども達の成長のためには唯一の選択肢にならなければいけない。











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ABOUTこの記事をかいた人

筑波大学体育専門学群卒業。大学4年次に【日本一】を経験する。卒業後、地元熊本に帰り、高校保健体育の教員として3年間教育現場に立つ。 その後、現在のソレッソ熊本で指導を始め、現在に至る。ソレッソ熊本で指導を始めておよそ10年間。 その中で培ってきた経験を、ブログという形で発信し、独自の視点で少年サッカーについての考えを述べていきたい。