サッカーする時のイメージって凄く大切だと思う。
個のレベルで言えば、この状況ならココが空いてるなと自然と気付けたり、
チームレベルで言えば、イメージの共有なんて表現をするけど、
流れるような攻撃で相手の守備を崩したり。
イメージが良くなれば良くなるほど、相手が予期せぬプレーができるようになるし、
プレーのクリエイティビディー(創造性)は、
良いイメージの積み重ねによって生まれる事も確かだと思う。
だが、イメージだけでプレーすると、うまくいかない時は、とことんうまくいかない。

イメージプレーの前に身につけておく事
イメージを深めるためには、プレーの引き出しを増やす事が必要だ。
その引き出しが行き当たりばったりのプレーによって増えていったら、
そこで蓄積されるイメージも当然狭い範囲のものになる。
良いイメージを引き出すために、土台となる基礎をしっかり身につけておくべきだ。
参考:基礎・基本の徹底
・ボールを思ったところに止めれる
・ボールをおもったところに蹴れる
・自分のスピードに合わせてボールを運べる
・相手を観てプレーできる
「止める」・「蹴る」・「運ぶ」・「観る」
この技術がおろそかになって起こる現象が、
自分のプレーに精一杯になりすぎて、周りが見えなくなる事。
周りが見えないという事は、余裕がないからで、
そんな状態では、イメージが深まる事はない。
イメージが深まらないから、その場しのぎの決めつけプレーが増えてしまう。
相手がプレー基準に入っておく事
決めつけプレーはある意味パターン化されたようなもの。
・ワンツーしようとして味方が走ったら、相手を見ずにワンツーしてしまう。
・相手を背負ってるのに、無理やりターンしてしまう。
・相手の逆を取れてるのに、自分この感覚だけでさらに切り返す。
こんなプレーは、よく見る光景だろう。
決めつけプレーベスト3に入るようなイメージ先攻のプレー。
原因は、さっきも述べたように、
基礎的な技術の足りなさからくる余裕のなさだ。
だから、基礎的な技術も相手のプレッシャーがある状況で
というところまで深めないといけない。
・ノープレッシャーで⚪⚪
・動きながら⚪⚪
・プレッシャーを受けながら⚪⚪
段階的に基礎的な技術レベルを上げていくことが必要だろう。
基礎的な技術というとノープレッシャーで反復を繰り返すというイメージがあるが、
基礎のくくりもとても深いと思う。
常に相手が基準になった上でのプレーをできるようになると、
相手の状況を見た上でのイメージが沸いてくる。
これが、イメージが深くなる事と考えている。
まとめ
よく攻撃の型を染み込ませるためにパターン練習をする事がある。
これは、イメージを持たせ、体に動きを染み込ませる意味があるが、
相手が入った瞬間に成立しなくなったりする。
そうなるのは、技術が未熟か、相手が基準に入ってないかどちらかの理由だろう。
だから、イメージを深める(決めつけプレーをなくす)前にやるべき事を明確にしておく事が必要だ。
イメージを否定してるわけではないし、
イメージトレーニングによってクリエイティビディ(創造性)は増すと思うが、
現実とのギャップを感じなければいけない。
イメージが先攻するだけだと、なかなかプレーは成功に結び付かないだろう。
しっかりした土台があってこそ、良いものが積み上がっていく。
上部だけを良くしようとしても、先に繋がるような積み重ねはできないはずだ。
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