ゴールキーパーとしての役割の理解と育成する際のポイント




少年サッカーにおいてゴールキーパーの役割は大きい。

少年サッカーでよく見かけるのは、

シュートがいまいちでもゴールになってしまう光景。

とりあえず、身長がなければ、頭の上を簡単に越して入ってしまうし、

コースが悪くても、シュートに威力があればゴールになってしまう。

参考:威力あるキックを蹴る方法

また、ゴールキーパーを経由してのビルドアップミスによる失点もあるし、

ゴールキーパーがゲームの結果を左右する事がたくさんある。

だからなのか、ゴールキーパーをやりたい!

と言う子は少なく、ゴールキーパーを誰にするか?

という問題が出てくる。

エースストライカーとゴールキーパーとの比較

ゴールキーパーが点を取るシーンは、普通に考えると、まずもって見る事はない。

ゴールキーパーの一番の役割は、点を取らせない事だ。

ここで、ゴールキーパーと逆の役割を持つエースストライカーと比較してみる。

エースストライカーは、チームの得点力を左右する重要な役割を持つ。

参考:ストライカーに適した性格と、必要な能力

ゲームに勝つためには、点を取ることが必要で、

「ゲームに勝つため」

の大きな役割を担う。

一方、点を取られない事も勝つためには必要だが、

ゴールキーパーが点を取られる事なく、その役割を全うしても、

点が入らなければ、勝てるかどうかは分からない。

とすれば、ゴールキーパーは、

「負けないため」

の大きな役割を担う事になる。

ゲームの結果を左右する点において、プレッシャーがかかる事を考えれば、

重圧はどちらもかかるんだろうが、

その理由が、「勝つため」なのか「負けないため」なのかで、

プレッシャーの性質は大きく異なる。

参考:プレッシャーの正体とプレッシャーを克服する2つの方法

プレッシャーに弱い人の特徴とプレッシャーに打ち勝つ方法

「勝つため」に点を取らないといけない場面は何度もあり、

「負けないため」に点を防がないといけない場面もある。

エースストライカーは、ミスしようが何回かのチャンスをゴールにできれば称賛されるが、

ゴールキーパーは、何度得点を防ごうが、一回のミスでも欠点が負けに繋がれば非難を受ける。

エースストライカーが、

一瞬のチャンスを逃さないような集中力とメンタリティーが必要なのに対し、

ゴールキーパーは、

どんな事があろうが絶対に揺さぶられない持続的で安定的なメンタリティーが必要になってくる。
負けの責任を負い、一人でゴールマウスにに立たないといけないゴールキーパーは、

孤独感と責任感の面で考えると、

非常に特殊な役割を担わなければいけない重要なポディションと言える。

どんな子にゴールキーパーをさせるべきか?

こう考えると、子ども達にキーパーをやらせようとする時、簡単に、

大きいからキーパーね

フィールドなら出れないけと、キーパーなら出れるかもよ

など軽い言葉で特定の子を選び、ゴールキーパーをやらせる事はできない。

ゴールキーパーをやらせるための選択肢は、

本人がやりたい!!

と言う事が大前提になる。

とは言うものの、将来の可能性を探ってあげるのも指導者の役割。

たまに、とてつもなくキーパーのセンスを持った子が現れるんだが、

そんな子に出会ったら、その子の将来性(身長を含む)を見て、

キーパーを勧める事はある。

だが、「キーパーをやりなさい

と強制する事は絶対にしない。

本人にその気がなければ、いくらセンスと将来性があると思っても、

本人の意思を尊重すべきである。

また、ゴールキーパーの役割には、ゴールを守る事だけでなく、

攻撃の始まりにおいても大きな役割を担っている。

特に、コートが狭くプレッシャーがよりかかりやすい8人制サッカーにおいては、

ゴールキーパーのビルドアップ能力というのも凄く重要だ。

足元の技術がある程度備わっていなければ、

フィールドプレーヤーの1人としてビルドアップに参加する事は難しい。

なので、早くからゴールキーパーとして固定する事なく、

フィールドもやらせながらゴールキーパーとして育てていくという視点も必要になる。

まとめ

自分自身、ゴールキーパーをやった事がないし、プレーヤーの時なんかは、

ゴールキーパーの気持ちなんか考える事ができなかった。

大学に入りディフェンスをやる事があり、始めて守る人達の気持ちが分かったくらい。

その守りの最後の砦となるゴールキーパーは、

本当にメンタル的にタフじゃないときついポディションだとも思う。

自分がやった事ないから尚更そう思うというのもあるだろうが。

だから、今は指導者になりゴールキーパーの気持ちも理解できるようになってきた。

ゴールキーパーは、チームにとって欠かせない存在であり、

もっと脚光を浴びていいポディションだと思う。

ゴールキーパーになりたくないと言う子が減り、

ゴールキーパーになりたいという子がもっと増えてくれるのを願う。











クリックをお願いします!!

ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村


少年サッカーランキング

関連記事



サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法

池上正 小学館 2008年01月28日
売り上げランキング :

by ヨメレバ

少年サッカーは9割親で決まる

島沢優子/池上正 カンゼン 2014年06月
売り上げランキング :

by ヨメレバ

はてブてシェアをお願いします!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

筑波大学体育専門学群卒業。大学4年次に【日本一】を経験する。卒業後、地元熊本に帰り、高校保健体育の教員として3年間教育現場に立つ。 その後、現在のソレッソ熊本で指導を始め、現在に至る。ソレッソ熊本で指導を始めておよそ10年間。 その中で培ってきた経験を、ブログという形で発信し、独自の視点で少年サッカーについての考えを述べていきたい。