ジュニアサッカーにおけるスプリント回数をめぐる2つの問題点

最近は、ゲーム中のスプリント回数をデータで示してれる。

スプリント回数というと、

ダッシュを何回したか?

というイメージだが、スプリント回数とは、

10~30メートルの距離を、時速24キロメートル(15マイル)以上のスピードで走った回数の事

という明確な基準がある。

ちなみに、

時速24キロメートルは秒速6.67メートル。単純に50メートル走に置き換えて考えると、およそ7.5秒。

おそらく、Jリーガーでこのスピードで走れない選手はいないだろうが、

9割くらいの力を発揮できないと、基準に達しないスピードでもある。

結局、感覚的には、

どれだけ本気のダッシュをできたか?

という事になりそうだ。

参考:サッカーにおいてスピードがもたらす4つのメリット

その感覚的な基準を元に、

ジュニアサッカーにおけるスプリント回数について考えてみると、

2つの問題点が浮かび上がる。

スプリントする回数が少ないという問題

そもそも、ゲーム中にスプリントする回数が少ない。

8人制で、コートが狭く、ボールへの関わりは増える事で、

走っている状態は、多いと思うんだが、

それがスプリントであるかどうかは別。

言ってみれば、何となく走るだけで、メリハリがない走りであるから、

スプリントしているとは言い難い。

スプリントする場面をイメージすると、

背後に出たボールを追いかける

ボール保持者にアプローチをする

ボールを引き出す動き

これらをイメージする事ができるが、

どれもスプリントには程遠い走りを繰り返す。

スプリントが受け身である

次の問題点が、スプリントをする場合、

多くが、積極的でなく、受け身の状態であるという事。

例えば、

ボールを引き出すではなく、ボールが出たから走る。

インターセプトを意図的に狙うではなく、目の前の相手にボールが来たから寄せる。

カバーリングに素早く回るではなく、ピンチにギリギリ気付き、スプリントせざるを得なくなって走る。

これらは、全て、

受け身=リアクションのスプリントだ。

予測したり、意図があったりといった積極的なスプリントではなく、

場当たり的なスプリントがジュニアサッカーでは多く見られる。

参考:想定外を想定内にする方法~技術・予測・経験値~

むしろ、スプリントするのは、このように、

あっ、ヤバい

といったギリギリの気付きの中で、発揮されるもののように、見ていて感じてしまう。

まとめ

これらの問題を解決するためには、

まずは、プレーにおける積極性を身に付けさせないといけない。

スプリントするためには、

大きなパワーをここぞという時に使わないといけないので、

決断力が必ず必要になる。

消極的であっては、適切な決断はできるはずがない。

その決断力を支えるのが、

プレー基準の設定をしっかりしてあげるという事だ。

参考:考えるサッカーには、基準の設定と日常の意識づけが必要

例えば、

味方がフリーでボールを持っていて、背後にスペースがあれば、蹴れる状態になったらアクションを起こすなど。

1つ1つのプレーを整理して、基準を設定してあげると、

決断を迷う要素の数は減ってくるはずだ。

ただ、これがパターン化してしまうのも問題である。

基準を設定して、判断はピッチの上でプレーしている子ども達に委ねるべきだ。

こうすれば、プレーの中から迷いがなくなり、積極的な決断ができるようになり、

スプリント回数が増えてくるように思う。

目に留まる選手は、プレーにメリハリがある。

同じく、目に留まるチームもチーム全体にメリハリがある。

スプリント回数と直結しているかどうかは分からないが、

きっと、積極的で決断力があるプレーをしている事の表れだろう。











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ABOUTこの記事をかいた人

筑波大学体育専門学群卒業。大学4年次に【日本一】を経験する。卒業後、地元熊本に帰り、高校保健体育の教員として3年間教育現場に立つ。 その後、現在のソレッソ熊本で指導を始め、現在に至る。ソレッソ熊本で指導を始めておよそ10年間。 その中で培ってきた経験を、ブログという形で発信し、独自の視点で少年サッカーについての考えを述べていきたい。