サッカーレベルの格差をコントロールするためのポイントと考え方

一般的に、街クラブは、Jリーグの下部組織と違い、

様々なレベル子、様々な学年の子がバラバラの人数で混在しているので、

トレーニングをやる場合、トレーニング内容の設定が難しい。

参考:有名街クラブチームに学ぶ~当たり前の事を当たり前にできる大切さ~

育成の本質について考えてみる~Jユースと高校サッカーを比較しながら~

街クラブの指導者なら、

どのレベルに合わせてトレーニング内容を設定しようか?

と悩んだ事があるはずだ。

だが、サッカーのレベルに合わせたトレーニング内容の設定のコツは、

たった1つだけだと思っている。

サッカーのレベルをどこに合わせるか?

できるほうに合わせる。

できないほうにあわせる。

もしくは、中間くらい。

この3択になるはずだが、

絶対できないほうに合わせた方がいい。

これがたった1つのコツ。

大体そうだろ!

と思われるかもしれないが、なぜそうすべきかをまとめてみる。

・トレーニングには、グループ全体のレベルアップが必要。

・できる方に合わせると、トレーニングが成立しない。

・プレー機会の均等化

この3つが理由になる。

そして、この理由には、

一人一人の個が成長していく事が大事

という前提がある。

トレーニングには、グループ全体のレベルアップが必要。

一人一人の個を伸ばそうとした時、できるだけ目を届かせてあげる事が必要だ。

だが、それができればいいものの、街クラブには指導者の数の限界

という課題がある。

つまり、ある程度人数を抱えたグループでトレーニングをしなければいけないという事。

そうなると、個を伸ばそうとすれば、必然的にグループ全体のレベルアップが必要になる。

例えば、

グループの意識が低ければ、意識の高い子も低い方に染まってしまうように、

まとまりとしてのパワーにはものすごいものがある。

グループ自体が、レベルアップすれば、必ず個に還元されるという考え方だ。

できる方に合わせると、トレーニングが成立しない。

これは、今述べた、グループの力と関係するんだが、

できる方にレベルを合わせると、

どうしてもトレーニング内容で難しい事を求めるあまりに、

できない方は、さらにできないプレーにチャレンジする事になる。

コツコツ積み重ねる事が大切と言っているように、

いきなり、段階を越えてチャレンジしようとしても、

それは、適切なチャレンジじゃなく、無謀なチャレンジになり、

ミスが多くなる事はもちろん、自信をなくさせる事にも繋がってしまう。

参考:何を成長と感じるかで「自己肯定感」は変わる~小さな勝利がキーワード~

結局、ミスが多くなると、テーマにチャレンジする前にミスが生じてしまい、

テーマがブレるという問題が発生してしまう。

これでは、個の成長には繋がらない。

プレー機会の均等化

練習内容が複雑になったり、考える事が必要になってきたりすると、

どうしても技術の差が見えてしまう。

集中力が分散するからなのか?

あれもやりながらこれもというように、意識すべき事が増えると、

ボールを触る機会にまで差が出てきてしまう。

シンプルな練習ほど、プレーの機会は均等に近づくはずだ。

つまり、トレーニング内容のレベルを下げる事が、

プレーの機会均等に繋がっていくと言える。

モチベーション管理について

練習内容のレベルをコントロールするのは大事なんだが、

それだけでは、不十分である。

できる子達には、もっと高度な課題やもっと上手くなるにはどうすればいいか?

という欲があるからだ。

前提は、一人一人の個が成長する事

にあるので、モチベーションを維持できるように、その子達のフォローもしなくてはいけない。

そこで、やっているのが、課題をプラスしてあげる事。

ここまでできる子は、こういう事にもチャレンジしてごらん

というように、トレーニングのテーマに、課題を1つプラスしてあげる事を工夫している。

そうする事によって、

できない子ども達も、その課題にチャレンジしたいと思うようになり、

結果、双方のモチベーションを高く保てるようになる。

小さな勝利と小さな敗北の積み重ねの差がモチベーションに差をつける

まとめ

ナーバスな部分について書いたつもりだが、実際にこのような悩みは多いはずだ。

なぜナーバスな部分かというと、

できる・できないという順位付けをしているからだ。

だが、この順位づけは指導者の役割の1つだと思う。

ここを曖昧にしてしまうと、勝つことへの拘りは薄れてしまい、

その曖昧さが子ども達へ還っていく。

「競争」する事で得られるメリットと注意点

何度も言うが、前提は、

一人一人の個が成長する事にある。

そのために工夫をする事が大切だ。

街クラブと言っても、ひと括りにする事はできず、

それぞれのクラブに色だったり考え方がある。

参考になる事であれば参考にしていただき、

それは違うなと思えば、独自の考え方を貫いてもらえばいい。

サッカーは、独自性があるからこそ面白い。

だからこそ、試行錯誤しながら、独自性を高める指導をやるべきだと思う。











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ABOUTこの記事をかいた人

筑波大学体育専門学群卒業。大学4年次に【日本一】を経験する。卒業後、地元熊本に帰り、高校保健体育の教員として3年間教育現場に立つ。 その後、現在のソレッソ熊本で指導を始め、現在に至る。ソレッソ熊本で指導を始めておよそ10年間。 その中で培ってきた経験を、ブログという形で発信し、独自の視点で少年サッカーについての考えを述べていきたい。