Aチームで試合出場する事よりも重要な事

子ども達がサッカーをやる上で目標にしてる事は色々あると思うが、

「Aチームで試合に出たい!!」

というのも目標の1つである。

うちのチームは、人数が多いため、

2チームあるいは3チームで公式戦に出場しているが、メンバー発表をする際には、

子ども達の緊張感がビンビン伝わってくる。

中には、Aチームに入れなくて泣き出す子もいるし、

Aチームに入る事で、安堵の表情を浮かべる子もいる。

それくらい、子ども達にとって、Aチームで試合に出場する事は重要な事だ。

努力の成果や、上達の具合がなかなか数値化できないのがサッカーなので、

子ども達が、自分の努力の成果を確認する上で、

「Aチームで試合に出場する」

といういう事は、分かりやすい指標になる。

その分かりやすさが、余計に子ども達の気持ちを左右してしまうんだが、

その気持ちは重々理解しつつも、

「そこは全く重要じゃない」

という事を指導者は子ども達に伝えてあげれないといけない。

Aチームで試合に出場する事より重要な2つの事

これは、子ども達のみならず、保護者の方にも理解しておいて欲しい事になる。

重要なのは、

・過去の自分からどれくらい成長できたかを知る

・与えられた環境で、全力でやり続ける

この2つしかない。

過去の自分からどれくらい成長したかを知る

メンバー発表には、明確な順位づけが出てしまう。

それは、他人との比較の上で。

もし、他人と比較して常に優位になっておく事が目標なら、

Aチームのメンバーとして試合に出る事

は、最重要目標。

大袈裟に言ってしまえば、夢になるんだろうが、

冷静に考える事ができるなら、目標や夢はもっと違うところにあるはずだ。

決して、目標にしてはいけないわけじゃなく、

「Aチームで試合に出場したい」

は、強いモチベーションになるし、目標の1つになってもいい。

ただ、それだけが目標になってしまうと、

自身の心は擦りきれてしまう。

大事なのは、自分軸を持っているかどうかだ。

参考:自分を客観視できる賢さを~「競争」に勝つ事と「自分軸」を持つ事~

自分軸を持つ!!

⚪⚪という目標のために、この時期までに⚪⚪ができるようになる

というように、自分が基準になって、

過去の自分からどらくらい成長したかを知っておかなくてはいけない。

レベルの差はあるわけだから、

たとえAチームに選ばれたとしても、成長幅が少ない事だって大いにあり得る。

もし、自分軸を持ってなかったら、過去からの自分の成長をしっかり理解できず、

Aチームに選ばれた事が、

自分が成長したという事にすり替えられる恐れがある。

こういう考えになると、子ども達の成長はピタッと止まってしまうだろう。

与えられた環境で全力でやり続ける

出てしまった事実はしょうがないし、それをしっかり受け入れるしかない。

いくら、泣いても、悔しがっても、事実は変わる事はない。

悔しいなら、その悔しさをバネにして、

与えられた環境の中で全力を出し続ける事が重要だ。

グッドルーザーの精神が成長スピードをあげる!

たとえAチームに選ばれなくても、サッカーをする環境が奪われるわけではない。

表現は雑だが、目先の勝利で満足するくらいなら、

Aチームに選ばれない方がよっぽど良いとも言える。

挫折は、成長の種になる。

参考:挫折は成長の種~レジリエンスを身に付けよう~

その種を花として咲かせるには、

与えられた環境で全力を出し続けるしかない。

全力を出し続ける=水

みたいなもんだ。

水がなければ、種のまま終わってしまうし、

たとえ花が咲きかけてても、

水を与えるのを辞めてしまえば、花はそこで枯れてしまう。

メンバー発表時の指導者の役割

指導者だってメンバー発表をするのは、心苦しい。

それぞれの頑張ってる姿も知ってるわけで、

全員をAチームとして選んであげたい。

だけど、指導者が一番考えないといけないのは、子ども達の成長だ。

ぶっちゃげて言うなら、登録上は何人でもAチームに入れる事はできるし、

それによって順位付けをぼかす事だってできる。

子ども達の心が傷つかないように、実際にそうしているチームもある。

でも、それによって緊張感ある公式戦の場を経験せずに終わってしまう事がほとんど。

それが本当に子ども達の成長のためか?

と考えると、決してそうではない。

Aチームであろうが、Bチームであろうが絶対に試合には出るべきだ。

試合にでる環境を子ども達に与えるべき。

子ども達には、

こういう理由がある事をしっかり理解させて、伝えてあげないといけない。

中途半端なフォローは必要ない。

選ぼうと思ったけど

もうちょっと頑張れば

など、子どもに気を使ってしまうと、余計に子ども達の心を傷付ける事になる。

毅然とした態度で、子ども達の前に立ってあげる事が指導者の役割だろう。

まとめ

なぜか、この手の問題はジュニア年代では大きな悩みの1つになっている。

ジュニアユース、ユースと進んでいく中で、

このメンバー論争というのは鎮火していくんだが、

悩みとなる理由は、

子ども達であれば、心が成長しきれずに不安定だから起こる事。

保護者であれば、子ども達の心を守りたいといった親心にあると思う。

不満を口にする事は簡単だ。

だけど、それが自身の成長に繋がるか?

または、我が子の成長に繋がるか?

は、指導者を含め、大人がしっかりコントロールしてあげないといけない。

Aチームで試合に出場する事が全てではない。

広い視野を持って子ども達の成長を考えていかなければいけないと思う。











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ABOUTこの記事をかいた人

筑波大学体育専門学群卒業。大学4年次に【日本一】を経験する。卒業後、地元熊本に帰り、高校保健体育の教員として3年間教育現場に立つ。 その後、現在のソレッソ熊本で指導を始め、現在に至る。ソレッソ熊本で指導を始めておよそ10年間。 その中で培ってきた経験を、ブログという形で発信し、独自の視点で少年サッカーについての考えを述べていきたい。