ある子どもの心が変化するまでのエピソード~3つの気付き~

子どもって(まぁ大人もだけど)ほんと言い訳が好き。

ドフリーでシュート外した時にスパイクを確認する仕草。

パスミスした後にすね当てを直す仕草。

こんなんは、きっとコーチの評価を気にしている現れ。

これ、保護者もあるじゃないかな。

何かミスした時、決まって保護者の表情をうかがう。

こうなってしまうと、

「自分が成長したいのか?」

「人に評価されたいのか?」

サッカーやってる目的がよく分からなくなって、

勝手に自分の成長を止めてしまう。

うちのチームにもこんな子が山ほどいる。

という事は、これ全国共通の子ども達のサッカーあるあるじゃないかな。

けど、こんな子は、自分の殻をまだ破りきれてないだけ。

こんな状態から、自分に自信をつけるまでのエピソードを書いてみようと思う。

どんな選手だったか??

その子を受け持ったのは、4年生から。

3年生までは、6人制の大会なんで、コートも狭く8人制のサッカーとは、

基本的に全てが違うと言ってもいいくらい。

そんな中でもその子の能力はちょっと光って見えた。

両親譲りで身長も同学年の子と比べたら大きく、足も速い。

身体能力に間違いはない!!

だけど、技術的な部分に少し問題があった。

3年生までは、上から2・3番目のチームくらい。

一番上のチームには絡めないような選手だったけど、

4年生になって、8人制のコートに変わり、

その身体能力を活かせる場面がだんだん増えてきた。

参考:チーム作りをする上で必要な3つの事~全日テクニカルレポートから考える~

とは言うものの、技術的には未熟で、

うぉ~、すげ~

と身体能力を活かしたプレーに驚くプレーを見せてくれる事もあれば、

何やそれ~

っていうような単純なプレーでミスする事もたくさん。

むしろ、そっちの方が目立ってたかな。

そんな時決まってする仕草が、

手をもじもじやりながら短パンをいじる仕草。

技術的な問題もあるけど、

自信のなさと、認められない事への怖さの表れだった。

まとめると、

まだまだ可能性をたくさん秘めてるが、心に問題があり成長をストップさせているような選手

そんな子が、色んな事をきっかけに成長して替えの効かない選手になってくれた。

なぜ成長できたか??

これは、自分がコーチとしてこう接してきたから、

彼は成長できたんだ!!

っていうような話ではない事をまず言っておこう。

子どもの成長には、

親の関わり方、仲間との関係、そして指導者との関係があるから、

指導者のアプローチだけで心が全て変わる事はまずもってない。

ただ、こう接してきたっていう事実だけを伝えようと思う。

最初の頃は、まぁ~酷いくらい怒鳴ってた(笑)

チーム的に彼が成長してくれるのは必須だったし、

自分を表現できない事へのもどかしさを感じていたから。

その頃の口ぐせは、

「テンパんなよ!」

「そのミスした後のズボンあげやめろ!」

まじで振り替えると最低な指導者だ。。。

本気で変えてあげないとって思ってたからね。

けど、

いくら本気でぶつかろうが、ケツを叩こうが一向に変わらない。

もうダメかなぁ~と思って言う事やめて、

余計な気を使わないように、技術的な問題点だけ言う事にした。

そしたら、ミスは相変わらず多いものの少しずついいプレーも出始めてきた。

そこで自然に出る言葉は、

「ナイスプレー!!」

本人にわざわざ「何で?」とは聞いてないんで事実は分からないが、

・技術的な部分だけにフォーカスすれば良くなったから

・褒められる事で自信がついたから

まぁいずれかの理由という事になるだろう。

もしかしたら、保護者の方の努力かもしれないし、事実は分からない。

ただ、現場で彼を見ている限りでは、指導者のアプローチが変わったから

という側面は少なからずあると思う。

まとめ

最後に、このエピソードからの気付きをまとめておこう。

・これは、この子に限った事で、心に問題がある子全てに当てはまるわけではない

・関わる人によって子ども達の成長速度は変わる

・きっかけはどこにでも転がっているが気付かない事が多い

この3つかな。

指導してる人なら分かると思うけど、

子ども達の心を変えるのはほんと難しい。。。

十人十色とはよく言ったもんで、それぞれに響くツボは違っている。

そて、何度も言うが、

色んな関わりの中で子ども達は成長している。

指導者が俺のおかげって思ったらいけないくて、

少しは彼の成長の役に立てたかな!

っていうくらいの気持ちでないといけない。

これは、最後の気付きの、

きっかけはどこにでも転がっているがなかなか気付きかない

ってのに結び付く。

子ども達と一緒で、指導者も、

これで間違いない!!

って聞く耳持たずに、アンテナも張らなくなれば、

そこで成長は止まってしまう。

きっかけは、成長するための節目のようなもの。

そのきっかけに気付きくかどうかには、「謙虚さ」・「素直さ」が必要になる。

参考:成長するための気づきを得るために~「素直さ」「謙虚さ」「柔軟さ」の必要性~

こうやって、サッカーの現場は毎日が学びの連続。

指導者も子ども達と同じで日々成長だな!!











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ABOUTこの記事をかいた人

筑波大学体育専門学群卒業。大学4年次に【日本一】を経験する。卒業後、地元熊本に帰り、高校保健体育の教員として3年間教育現場に立つ。 その後、現在のソレッソ熊本で指導を始め、現在に至る。ソレッソ熊本で指導を始めておよそ10年間。 その中で培ってきた経験を、ブログという形で発信し、独自の視点で少年サッカーについての考えを述べていきたい。