「競争」という言葉が、美化されなくなってきたように感じる現代。
「競争」がないか?
と聞かれれば決してそうではない。
現にサッカークラブの中でも、公式戦に出場するためには、
レギュラーを争うための「競争」
があるのは事実だし、受験なんかもそう。
合格するには、「競争」して試験をパスしなければいけない。
機会(チャンス)を平等にする事は、絶対に必要だ。
公式戦はともかく、
練習試合なんかで機会(チャンス)を奪い、
それも「競争」だから!!
というのは、明らかに間違った発想だが、
「競争」を全てなくす事は不可能。
平等な機会(チャンス)の中で、「競争」がある事を受け入れる事
が必要である。

「折れない心」をどうやって育てるか?
サッカーにおいて、メンタルはプレーの良し悪しを大きく左右する。
・大舞台で力を発揮する力
・相手に勝つ事
・ミスを修正する力
これらの力は、ただサッカーが上手いだけでは身につかない。
負ける事、失敗する事を経験しながら、徐々に身に付いてくる力だ。
また、これらの力を身に付けるためには、
「折れない心」を育てる事が重要である。
「折れない心」を育てるのには、「競争」が必要。
だが、いつも「競争」にさらされて、「負ける」・「失敗する」経験を繰り返していては、
折れた心がつながる時間はない。
「負ける」・「失敗する」経験の後には、必ず
修正する時間が必要である。
成功と失敗のバランスをとる
ここで、ぜひ読んで欲しい記事がある。
参考:男の子の「折れない心」を育てるためのコツとは?(DAIAMONDオンライン)
タイトルを聞くだけで、気になる。。。
この記事の中では、「競争」の重要さを述べるとともに、
成功と失敗のバランスをとる事の重要性
が述べられている。
さきほど、
修正する時間が必要
と述べさせてもらったが、この時間は言ってみれば、
勝ち負けが存在しないで、自分自身と向き合う時間。
そこで、修正しながら自分の中で小さな成功を重ねる事で、
成功と失敗のバランスがとれると思っている。
現実的に、「競争」の中で成功と失敗のバランスをとることは難しい。
「競争」は勝負だ。
だとしたら、「競争」の枠からはみ出したところでバランスをとるしかない。
まとめ
「競争」を何度も言うと少し聞こえが悪い気もするが、
「競争」は、子ども達が成長していく上で絶対に必要な事だと思うし、
そもそも、「競争」に勝つための機会(チャンス)は、平等であるから
「競争」がある事は受け入れる事ができないといけない。
ここでは、
①「競争」は必要
②その中で生じる「負け」や「失敗」→「折れない心」を作ってくれる
③だが、心が折れたままにならないように修正する時間(成功と失敗のバランスをとる)が必要
というように「競争」にまつわるあれこれをまとめてみた。
大事なのは、どう捉えるかだと思う。
世の中には自分自身でコントロールできる事とできない事があって、
コントロールできない事にパワーを使ってもしょうがない。
コントロールできない事は、捉え方を考えて自分に有益になるようにしないといけない。
「競争」はサッカーをやっていく上で、ずっと付きまとってくる事。
どう捉えるかは、自分次第だ。
小さな勝利と小さな敗北の積み重ねの差がモチベーションに差をつける
自分を客観視できる賢さを~「競争」に勝つ事と「自分軸」を持つ事~
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