「言語化」することで得られる3つの効果

ちょくちょく連絡を取り合いながら、刺激を与えてくれる後輩の

内藤清志

現在は、筑波大学の大学院でサッカーコーチング論研究室で研究する傍ら、

選手育成や普及活動を行っている。

今回、【COACH UNITED】で特集してもらったらしく、

「読んで感想を(笑)」

って連絡が来たんで、早速記事を読んでみた。

「止めて・蹴る」という基本技術を重視し指導するスタイルは、サッカー少年にとって

すごく勉強になる。

ぜひ、参考に読んでみよう!!

参考:複雑な状況の中でもパスを繋いで攻める方法/サッカーの基本技術を正確に習得するトレーニング

「止める」「蹴る」を確実にできる選手を育てるには?/サッカーの基本技術を正確に習得するトレーニング

今日は、その記事の中で、基本技術も大切なんだが、

「言語化の大切さ」(ちなみに言語化については記事で触れられていない)

を同時に感じたんで、

「言語化」をすることで得られる3つの効果

についてまとめてみる。

「言語化」で得られる3つの効果とは?

まずは、記事の中で「言語化」されたワードを上げてみる。

・味方へのパス→「過去」

・次のプレーへ展開するためのパス→「未来」

・1回のコントロールでピタッとボールを止める事→「ボールの息の根を1回で止める」

・縦に侵入するプレーの1歩目→「アクセルを踏む」

・身体を侵入しやすい状態(向き・重心)→「セット」

意識・価値観の共有

「言語化」されるという事は、

チーム内で「共通言語」を持つ事

ここで得られる効果は、

チームとしての意識・価値観の統一だ。

あるスペイン人の指導者は、

「我々監督は、チームの中に文化を形成しなくてはいけない」

語っている。

プロの世界では、色んな文化・価値観・人種が混在する。

言葉と言うのは、文化を形成するう上で最も基本的な要素。

この監督の話と重ね合わせながら、

意識、価値観の共有・統一=文化の形成

と一致するように感じた。

つまり、

「言語化」し、「共通言語」を持つ事で、

チームがよりまとまる(組織化される)事になる。

子ども達の心にスイッチを入れる

指導をする際に、子どもの心にスイッチを入れるは難しい。

参考:どうしてもやる気スイッチが入らないならこうして引き出す

その手段には、実際にプレーして見せるという方法もあるが、

言葉がスッと子ども達の中に入っていくと、

子ども達はスイッチを入れられたように動き出す。

しかも、それが「ある言葉で」っていう事になると、

スイッチがはっきりして子ども達にとっても分かりやすい。

難しいのは、どういうプレーをどう「言語化」できるか?

という事だ。

子ども達は、純粋で単純だから、子ども達が食いつくような言葉をチョイスできると、

子ども達も「言葉」だけで動き出す。

「言語化」するには、センスも必要だ。

イメージ化することができる

記事の中の、

「息の根を止める」、「アクセルを踏む」

なんかは、プレーとイメージが一致してとても良い表現だと思う。

頭で色々考え出すと難しくなるプレーも、「言語化」によってイメージが確立すると

よりスムーズにプレーすることができる。

言葉を噛み砕いて、論理的に考える事も必要だが、

理解が深まったら、分かりやすい言葉で「言語化」してあげると、

思考とイメージが一致して、より頭の中でプレーと結びつくようになるだろう。



「言語化」する際の注意点

何でもかんでも「言語化」してもしょうがない。

きちんと獲得させたい技術・プレーを絞り込みながら、

何を「言語化」するのかが大切だ。

また、タイミングも重要。

子ども達をしっかり観察(性格も考慮して)し、タイミングを図る必要がある。

これは、経験によるところも大いに関係するので、日頃から

どういう声掛けで、子ども達がどう反応したのか?

を自分なりに分析してみると良い。

まとめ

「言語化」は、子ども達とのコミュニケーションを円滑にするための「ツール」の1つだと思う。

特に相手が子ども達ならば、

だらだら話すよりも、イメージがパッとでき、より簡潔であるほうが望ましい。

「言語化」については、以前も別の切り口で書いたことがある。

参考:共通言語を持つ事とコミュニケーション能力をつける必要性

また、日本サッカー協会の会長である田嶋幸三さんも

「言語化」の大切さを著書で語られている。

【言語技術が日本のサッカーを変える】

指導者にとって「言語化」できる能力は、大きな武器になる。

ボキャブラリーを増やすことも大切だが、

常に色んな情報にアンテナを張り、情報を整理する癖を身につける事が必要だろう。

整理する=より簡潔に・まとめる・イメージする

という事。

きっと「言語化」できる能力が高まるはず。

そして、「言語化」して得られる3つの効果を実感してもらいたい。

 











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ABOUTこの記事をかいた人

筑波大学体育専門学群卒業。大学4年次に【日本一】を経験する。卒業後、地元熊本に帰り、高校保健体育の教員として3年間教育現場に立つ。 その後、現在のソレッソ熊本で指導を始め、現在に至る。ソレッソ熊本で指導を始めておよそ10年間。 その中で培ってきた経験を、ブログという形で発信し、独自の視点で少年サッカーについての考えを述べていきたい。