全国大会をめぐる問題点~チーム至上(私情)主義~




少年サッカーをやってる子達にとって、

全少で全国大会に出る事は、目標の1つだろう。

夏開催から冬開催に移行し、

少年サッカーの決算という意味合いはより強まった。

うちも、チームとしては、日本一を目指しながら活動している。

もちろん、それだけじゃなくて、一番大事なのは

個をしっかり育てて次のステージへ送り出す事だ。

これを、間違って、

チーム至上(私情)主義

になってしまったら、全国大会の意味はなくなってしまう。

ちなみに、チーム至上(私情)主義は、勝手に作った造語。

こうなると問題ありなんだよな~。。。

チーム至上(私情)主義における問題点

読者のみなさんに聞いてみます。

県大会を勝ち抜くって難しくないですか?」

勝つための戦術

6年生の冬という時期を考えるなら、当然、戦術的思考は子ども達に必要。

勝つために戦術が必要になってくるのは当然という事だ。

だが、

その中身はどうなのか?

ってのが重要で、もしその戦術が個を無視したものだったら、

その戦術には断固反対だ!!

県大会となると、大体、力関係は分かってしまう。

練習試合・フェスティバル・リーグ戦などを通して、

やる前から、どのチームもチーム力が丸裸というわけだ。

そこで、選択される戦術がポジティブであれば、問題なしだが、

ネガティブになってしまう事も多々ある。

ここで、ポジティブな戦術、ネガティブな戦術をあげてみる。

【ポジティブな戦術】

・個を活かす

・ゲームが、子ども達の育成という観点で据えられている

【ネガティブな戦術】

・個がチームの駒にしかなってない

・判断を奪う

・ゲームに勝ちさえすればいい

県大会を勝つのが難しいのは、

ネガティブな戦術を選択するチームが多くなるから。

チームの力関係が分かってるので、こういう選択になりがちだ。

例えば、(これが一番多いんだが。。。)

守備ブロックをがっちり固めて、前線には能力が高い子を残して、前へひたすら蹴ってくる。

これ何の意味がある??

勝つ確率は上がるが、子ども達がそのゲームで成長する確率は0。

個を活かす意味を間違ってる!!

勝ちに対する欲望の暴走

勝つためにゲームをやっている。

そんなの当たり前。

勝つために「覚悟」や「プライド」を持って、そのゲームに全てをかける。

これも当たり前。

言いたいのは、そのうえで

主役は誰だ?って事

指導者も必死だから分からなくもないが、

審判のジャッジに対していちいちうるさくなる

指導者をよく見かける。

子ども達には、

審判のジャッジに文句を言うのはいけない

と教えるのが指導者のはずなんだが。

また、過熱しすぎる保護者もいる。

炎上しそうだが(笑)

純粋に応援してくれるのは、素晴らしい事なんで、ぜひ子ども達の背中を押すためにやって欲しいんだが、

審判のジャッジに対して文句を言う

相手チームの子どもに文句を言う

相手チームのやり方に文句を言う

これもよく見る光景だ。

主役である子ども達のため

ならぜひお願いしますだが、文句はプラスにはならないでしよ。。。

全国大会を経験しての雑感

確かに、全国大会に出る事は素晴らしい事。

・子ども達は自信をつける

・全国のトップレベルを体感できる

・経験値が上がる

ありきたりだろうが、

全国大会に出る事はプラスしかないんじゃないかと思うくらい目指して欲しい場所。

そして、全国大会に出るようなチームは、ネガティブな戦術に頼らない。

県大会をどうやって勝ち抜いたかは知らないが、

全国大会で、ネガティブな戦術を選択するようなチームはほとんど見ない。

1つは、県大会と違って、

力関係がわからない

というのがあるだろう。

なら、自分達の色を出そう!

そんな発想になるはずだ。

また、偶然もあるだろうが、全国大会に出てくるチームは、

勝負は偶然だけではいけない

という事も知ってるはずだ。

子ども達をしっかり育成した結果として、全国大会への出場権を獲得した。

そういう事だろう。

どのチームも全国大会に出る事は目標だと思うし、

得られるものの素晴らしさも経験せずとも分かるはずだ。

だからと言って、

全国大会に出る事がゴールになってはいけない。

子ども達の育成の途中に全国大会という成長のきっかけがある。

と認識すべきだ。

参考:全日決勝戦を観戦して

全日本U-12選手権大会が教えてくれたもの

全日本少年サッカー大会熊本県予選で見えた個の課題

まとめ

チーム至上(私情)主義勝利至上主義もほぼほぼイコールなんだろうが、

勝利至上主義になってしまうのは、

個の利益よりもチームの利益が上

になってしまうのが、原因なんだと思う。

いま一度、

主役は誰なのか?

を考えて欲しい。

勝つ事は大事だが、その勝ちに価値はあるか?

って事。

負けて得るものもたくさんある。

成長のきっかけとして、全国大会があるのなら、

・そこに向かうまでの過程

・その大会にかける想い

・その試合に全力を尽くす

・チャレンジする姿勢

こんなんを評価してあげないと、子ども達がただの駒になってしまう。

育成に携わる大人として、主役は子どもであって欲しいと願うだけだ。

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ABOUTこの記事をかいた人

筑波大学体育専門学群卒業。大学4年次に【日本一】を経験する。卒業後、地元熊本に帰り、高校保健体育の教員として3年間教育現場に立つ。 その後、現在のソレッソ熊本で指導を始め、現在に至る。ソレッソ熊本で指導を始めておよそ10年間。 その中で培ってきた経験を、ブログという形で発信し、独自の視点で少年サッカーについての考えを述べていきたい。