サッカーをクラブでやってる子ども達。
サッカーがない日は、他のスクールに通ったり、塾に行ったり色んな過ごし方があるだろう。
とにかく忙しい。
そんな子ども達には、時間の有効な使い方が必要だ。
自分は、田舎町出身なんで外遊びが大好きだったが、今外遊びをしている子ども達をほとんど近所で見る事はない。
だが、「遊び」の中には、運動・サッカーに役立つ要素がたくさん詰まっている。
ここで言う「遊び」というのは、
・単純に友達と遊ぶ、鬼ごっこやボール遊び
・普段やらないようなスポーツ(習い事)
まで含める事にする。
子どもの頃は、多様な運動経験(遊び)が必要だ。
多様な運動経験(遊び)は、子ども達が運動するうえで大切な、
調整力を高めてくれる。

調整力とライフキネティック
調整力とは、英語で言うとコーディネーション(coordination)。
一度は、聞いたことがある言葉だろう。
具体的には、
巧緻性,協応性ともいう。体力の一要因とされる身体的能力で,身体各部および感覚,知覚などを合理的に動員して複雑な運動技術を生み出す能力。スピード,バランス,タイミング,反応時間と相関関係が深く,高度の技術を要するスポーツにはきわめて重要な要素とされる。
もちろんサッカーのトレーニングの中でもこの能力を身につける事は可能だが、
同じトレーニングの繰り返し、身体の同じ部分しか使っていないなら、調整力を身につけるのは難しい。
やはり、サッカーだけでなく色んな「遊び」が必要だ。
そしてもう一つ。
ライフキネティックという言葉を聞いたことがあるだろうか?
サッカー界では、ドイツがこの理論を導入し、成果を上げていることが有名だ。
ライフキネティックもキーワードは、「多様な」という事になる。
簡単には説明できる理論ではないので、ぜひ以下を参考にしてほしい。
調整力・ライフキネティックともに「遊び」の中で身につく。
ライフキネティックに関しては、「遊び」の中により工夫が必要になるが、
楽しみさの中で身につく能力になるので、ぜひ友達同士でも、親子でもやってもらいたい。
サッカーをより楽しむために運動経験をたくさん積もう
「サッカーが上手くなるためには、サッカーをしなくてはいけない」
これは当然の考え方で、サッカーをやれば、やらないよりはどんどん上手くなっていくのは当たり前。
特にボールを扱う「技術」に関しては、より向上が見えるようになるだろう。
しかし、サッカーは「技術」のみで成り立っているわけではない。
「戦術眼」も必要だし、「身体能力」必要である。
サッカーに必要な「身体能力」には、
・筋力・・・体を動かすためのベースとなるもの。パワー。
・持久力・・・より長時間動くことができる能力
・敏捷性・・・素早く体を動かし反応する
・柔軟性・・・体の柔らかさ
・平衡性・・・体のバランスを取る
があり、これらを総合的にコントロールする能力が調整力と言われる。
各能力については、発達段階に応じて適切な時期というものがあるが、調整力はぜひ早い段階から色んな「遊び」を通して身につけておきたいものである。
より、サッカーをより楽しみたいなら、
・ボールを自由自在に扱う
・身体を自由自在に操れる
この2つが大切だ。
サッカー以外の運動経験をたくさん積むようにしよう。
参考:多様な運動経験を
まとめ
サッカーの練習を誰よりも頑張るのは大切だが、
自分を見つめる事も大切である。
サッカーが上手くなりたいという目標があった時に、
では、自分は何をすればよいか?
がはっきりと見えてなければ、それは適切な努力とは言えない。
ボールを扱うのが苦手ならボールを使った練習をすべきだし、
身体能力が足りないと思えば、そのための練習をしなければいけない。
調整力・ライフキネティックの良いところは、様々な運動経験「遊び」からその能力を獲得できることである。
時間がないなら、とにかく「遊べ」って事だ。
もし、本格的にトレーニングとしてやりたい子ども達のために、これを勧めておく。
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