サッカーにおける個の力とは??
サッカーにおける個の力と聞かれて何を想像しますか?
・突破力のあるドリブル
・鋭いパス
・圧倒的なヘディングの強さ
・相手をぶち抜くスピード
・得点を取る嗅覚
こういったものを想像すると思います。

正解です!!
では、こういった個の力は、それぞれどんな能力と言えるんでしょうか?
細かく分けてみましょう。
これらは、
・フィジカル
・技術
・個人戦術
大きくこの3つに分けられます。
さらに、この3つを細かく説明していきます。
フィジカルとは?
フィジカル=身体能力の事です。
スピードや身体の強さ・大きさ、持続できる体力(持久力)など。
スピードには、直線的な速さと細かい速さ(アジリティ)がありますが、
このように、身体的能力を生かしたプレーも個の力という事ができます。
これらは、練習の中で大きく伸びるという事は難しいです。
遺伝的な要素も強く、持って生まれた才能と言うべきなのかもしれません。

これを生かす事に越した事はありませんね。
ただし、大きくは伸びなくても、トレーニングによって改善する事は可能です。
・しっかり食べて身体を大きく強くする。
・正しい走り方でスピードをつける。
・神経系を刺激してアジリティ能力を高める。
自分は、足が遅い。
自分は、身体が小さい。
と諦めてはいけません。
努力して、できるだけ自分のフィジカル能力を伸ばしましょう。
技術とは?
ボールコントロールや、ドリブル、パス、シュートなどのテクニックの事を言います。
ジュニア年代で一番磨かないといけない部分です。
これらは、フィジカルと違い、トレーニングによってどんどん上達する事ができます。
できるだけボールに多く触れる事が上達の近道と思いますが、
1つ忘れてはいけない事があります。
相手との駆け引きの中で発揮できるかどうか?

いくらテクニックがあっても、相手がいる事を意識できていなければ、ボールを失ってしまいます。
技術というのは、相手を騙すための武器とも言えるでしょう。
まずは、ボールを自分の思い通りに扱える事。
そして、駆け引きの中でその技術を発揮できるようになりましょう。
個人戦術とは?
サッカーは、自分と味方と相手がピッチ内に存在します。
これらの関係の中でプレーできる能力と言えるでしょう。
個人戦術も、技術同様、トレーニングの中でどんどん上達する事ができます。
しっかり見て、考える事が必要です。
ポディショニングであったり、時間帯によってのプレーの選択、ゲーム状況を見極めたプレー。

個人戦術は、細かく見ていくときりがないくらい考えられます。
サッカーにおいて一番重要な、
認知と判断
を助けるものです。
世界のサッカーと比較した時に、最も足りない部分とも言われています。
ジュニア年代で一番磨かないといけないものは技術と思いますが、
その技術を助けるのも個人戦術です。
よって、個人戦術も技術を磨くのと同じくらい大切なものと言えます。
自分と味方と相手との関係の中でどうプレーすればいいのか
を常に考えながらトレーニングするようにしましょう。
まとめ
個の力はこのように3つの能力で構成されています。
大事なのは、
これらの能力をゲームの中でどう発揮していくかです。
誰でも自分の武器があると思います。
スピードを生かしたドリブルも、スルーパスが出せる事も、味方を助けるポディショニングも全て自分の武器です。
あなたの武器は何でしょうか?
しっかり考えてみてください。
そして、その武器を生かすにはどうすればいいかを考えましょう。
サッカーは、状況が刻々と変わるスポーツです。
その状況変化の中で、今をしっかり分析し、自分にできる最も適切な判断を下す。
いつも武器を発揮できる訳ではありません。
いつ自分の武器を発揮するのか?
これが、個の力という事になると思います。

個の力が見えないサッカーは、見ていて退屈で平凡です。
チーム戦術に縛られている個を見ても何の魅力も感じません。
ぜひ、自分をしっかりアピールできるように、
自分の武器に磨きをかけて個の力をゲームの中で思う存分発揮できるようになりましょう!!
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