少年サッカーを大きく分けてみると、
1~3年生までをキッズ
4~6年生までをジュニア
という風に分けられる。
キッズを一度区切りに、
サッカーを辞めてしまう子。
他チームに移籍する子。
他チームから移籍してくる子。
キッズからジュニアへ移行するこの一区切りは、クラブ経営において重要な時期になる。
子ども達や、保護者の方にとっても重要な分岐点になるだろう。
うちの子はサッカーが向いてないんじゃないだろうか?
このレベルにはついていけないなぁ~。
もっと高いレベルでやりたい!!
色んな事を考慮しながら4年生以降の進路を決定すると思う。
もちろんここで一区切りがあるものの、ジュニア年代になっても同じ悩みは続いていく。
ジュニア以降になると、いわゆる公式戦と呼ばれるものが始まる。
そう、本格的なサッカーの幕開け!!

それに対応するかのように、キッズの時は目立たないようなクラブ間の移籍について、
移籍論争が勃発していく。
移籍への考え方
移籍容認派、移籍否定派。
どちらもいると思う。
自分は、昔は移籍否定派(笑)
今まで育ててきたのに。。。
チーム愛が足りないな~。
どのクラブに行っても同じだよ!!
言ってみれば、心の狭い指導者だった。
もちろん、その子の事を考えて残った方が賢明だよ!って思った事もあったが、
基本的には、
移籍=ダメな事!!
と決めつけていた。
今は、少し心に余裕が出てきたのか、移籍していく子に若干の寂しさを感じるものの、
移籍容認派。
少しでもネガティブな気持ちがありながら、自チームでやるのなら、
他のチームに目を向けてみてもいいのかなと思う。
クラブの数は増え続けている。
部活動と違い、クラブには経営というものがぶら下がっている。
各クラブ生き残るために、特徴を打ち出す事により、
子ども達にとっては、選択の幅が広がっている。

子ども達の将来を本気で考えているなら、選択を制限する理由はない。
もちろん、相談されたら自分の正直な意見は伝えるつもりだが。
どういう気持ちで移籍を考えているのか??
これをしっかり子ども達自身が考えれてるかが重要である。
小学校も高学年になるくらいには、きちんと自分の意見くらいは持っているはず。
もし、明確な理由がなければ、移籍はしない方がいい。
同じ事を繰り返すリスクがあるからだ。
また、まさかないとは思うが、、、
親のエゴで移籍させる。
これは絶対にいけない。
例えば、その子がめちゃくちゃ上手くて、もっと高いレベルでやらせた方がいい
と思ってもだ。
子ども自身が、今いるクラブで仲間と楽しくやれているなら、
例え上手くて、高いレベルでやらせたいと思っても移籍はするべきではない。
逆に、今のレベルではとてもそのクラブでは無理だよと親が思っても、
子ども自身が、チャレンジしたいという気持ちがあれば、移籍させてあげるべきだ。
まとめ
移籍論争が起こる理由は、
大人の事情があるからに他ならない。
これは何とも悲しいが、事実である事に間違いない。
結局は、多少の差はクラブによってあるものの(環境差)、上手くなるならないを決定づけるのは、
子ども達自身の意識
だと思う。

常に向上心を持ち続け、夢を追いかけていれば、夢に近づくし、
不満を持って毎日を過ごしていれば、いくら環境が良くてもその子の将来は、明るいものにはなっていかない。
どのクラブも指導者も、子ども達の将来を預かってる以上
責任もって一生懸命やってると思う(じゃなかったら、今すぐ移籍すべき!!)
移籍と言うから聞こえが悪いものの、
子どもにとって必要な選択
と考える事ができれば、答えは容認するしかないだろう。
子ども達は意外と賢い。
時に、自分の意見を隠す術も持っている。(顔色を伺って)
子ども達の本心を引き出し、最善の選択を子ども達自身でさせる。
これが徹底できれば、妙な移籍論争は起こらないだろう。
子ども達の将来が輝くためには、大人が子どもになってはいけない。。。
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