今日のトレーニングの中で、変化が見られた子がいた。
指導者として、この瞬間がたまらなく嬉しい。
できた事は、すごく当たり前の事で、
「それなら、最初からやれよ!!」という話にもなるが、
何度言っても変化しなかった子が、吹っ切れたかのよう頑張る姿を見て、
これからひと伸びするだろうなと感じた。

自分自身で気づく事の大切さ
その子は元々攻撃が大好きな選手。
おそらく自信を持っているんだろう。
ボールを持たせたら、思わず「上手い!!」と言わせるようなプレーをする。
だが、守備ができない。
正確には、やってるつもりなんだろうが、明らかにボールを持っている時と気持ちの入り方に違いが見える。
何度も何度も指摘してもずっと変わらない。
それが、今日は違った。
息を切らしながら、必死にボールを追いかける。

何がきっかけかは正直分からない。
言ってることは、いつもと同じだったはずなのに、急にスイッチが入ったみたいだ。
今日に限って、気分が良かったのか?
今日に限って、言われる事が悔しかったのか?
いずれにせよ、自分自身で何かに気づき、自分なりにスイッチを入れたはずだ。
もしかしたら、やればできるって感じたのかもしれない。
そんな姿を見ると、褒めたくなる。
「やればできるだろっっ!!」って
きっかけに気づくために
今日のこの子の変化を見て、結局は、自分自身で気づかないといけないと改めて感じた。
いくら指摘されようが、本人が聞く耳持たずだったら、指摘した言葉は素通りしてしまう。
それを、気づかせるのが指導者の力量なのかもしれないが、
受け取る側にも必要なものがあると思う。
それは、「素直さ」と「謙虚さ」だろう。

指摘されるのが大好きな子はいないはず。
だが、指摘される事で自分がもっと成長できると思える「素直さ」と「謙虚さ」があれば、言葉が素通りする事はない。
それは、全てを聞き入れなさいとは少し違う。
しっかり耳を傾け、受け入れた後、自分の頭で自分に必要かどうか考えなさいという事だ。
指導者の言葉だけではなく、変わるきっかけは、日常にいつも転がっている。
「素直さ」と「謙虚さ」があれば、それに気づけるはずだ。
まとめ
子ども達は、いつも成長したいと願っているはず。
だが、まだまだ心が成熟してない分、頑固な部分も多々ある。
「素直であれ」
「謙虚であれ」
と言っても、気づかないのかもしれない。
そこは、指導者として何とか気づかさせてあげないといけない部分。
子ども達には、ぜひ「素直さ」「謙虚さ」に加えて「柔軟さ」を持って欲しいと思っている。
僕は、このポデイションしかできません。
僕は、攻撃しかできません。
では、色んな事に気づく機会すら失ってしまう。
「柔軟さ」を持ってサッカーに取り組む事も、自分が変わるきっかけになるはずだ。

「素直」で、「謙虚」で、「柔軟」であれば、日々のトレーニングがもっと自分自身を成長させてくれるだろう。
そこから、自分自身で気づきを得て努力する事ができれば、さらに成長できると思う。
コメントを残す