少年サッカーにおける地域格差問題




週1回、ソレッソ天草(市内より1時間半程度離れたところ)で指導している。

熊本市内と比べたら田舎町で、人口も少ない。

学校も統廃合が進み、少子化も進んでいる。

4月から指導を始めたが、やっと地域性なんかも見えてきて、色々思う事も出てきた。

今日は、少年サッカーにおける地域格差について書いてみようと思う。

実は、眠っている才能がいっぱい。

ソレッソ天草の近隣には、2つくらい小学校がある。

だが、実質は1校からくる子がほとんどで、部活動の受け皿みたいになっている。

そんな状態だが、うちに所属している選手達。

ほぼ単体の小学校メンバーにも関わらず、全体的に能力が高い。

少し、隣町に目をやると、そこにも能力が高い子がちらほら。

先日の全少で、ものすごい2トップが、キックオフと同時に2人でボールを一気に運び豪快にゴールを決めていた。

どこのチームだ??

と驚いて見てみたら隣町のチーム。

どうしても、トーナメントなど上位に勝ち上がらないと、「個」が注目される機会も少なくなるが、よくよく目を凝らして見てみるとたくさんの才能が眠っている。

もっと色んな刺激を与えてやれば、持ってる才能を発揮できるのにともったいなく思ってしまう。

環境というハンデ

これは、確実にある。

人がそもそも少ないという事は、そこから「競争」は生まれにくい。

いつでも試合に出れる状態と、約束されたポディション。

こうなると、サッカーの捉え方自体も変わってしまう。

いつしか、練習の雰囲気は馴れ合いになり、サッカーは友達との繋がりを維持するためのツールになりかねない。

実際、子ども達は、「勝ちたい」と言うが、言ってることと、行動には凄くかけ離れたギャップがあった。

また、練習試合に行こうとも距離のハンデが出てくる。

日常の週末は、近隣のチームとの練習試合がほとんど。

色んなサッカーに触れる機会もなければ、自分たちの実力をはかるモノサシも近隣のチームが基準になる。

そうなると、「目標の設定」が大きく変わってしまう。

才能を発掘するために

これは、育成段階で大きな課題だと思う。

現にプロサッカー選手が、必ずエリートコースを辿ってプロになっているか?

というとそうではない。

プロになる確率は上がるだろうが、小学校からの成功が将来にまで約束されていることはない。

おそらく、環境のハンデを受けながら育った子は、どっかの段階でいいレールに乗る。

そしてプロになるんだと思う。

だが、その何倍もの隠れた才能が、目に触れられることなく消えていく。

そんな子を増やさないためにも、新しい考え方が必要だ。

Do Action!!

そんな課題を元に、ソレッソ熊本はアクションを起こしました!!

それは、内緒(笑)

結果、受け入れられなかったけど、そこにはいくつかの課題があった。

地域での繋がりを重視する。

→他との繋がりが希薄なため、仲間意識が強い傾向にある。(裏を返せば団結力があるという事だが)

・距離的ハンデ

→これは、どうしようもない。。。

・コストがかかる

→燃料費等。

・時間の制約

→距離的ハンデに関わる。

この中には、どうしようもない部分と、変えられる部分があると思う。

まずは、変えられる部分を少しづつ変えていかないといけない。

まとめ

一番大切な育成段階での少年サッカー。

そこに地域差は確実に存在する。

これは、熊本という小さなキャパでの話ではなく、視野を広げると、九州と関西・関東の差、都会と地方の差としても出てくると思う。

多くの才能が埋もれているだろうという事実に目を背ける事はできないが、色んな課題がある事は確かだ。

そんな子ども達の才能をしっかり育ててあげるために指導者ができる事。

現場で一生懸命子ども達と向き合う

これしかない!!

そして、目標設定を明確にし、子ども達の意識を変える

うちは、たとえ地方でも本気で「日本一」を目指している。

そういう環境で揉まれた子ども達は、いつしか目標設定が高くなり、ぐんぐん成長する。

地域格差が存在しない部分は、子ども達のサッカーに対する意識だ。

子ども達には、「諦めない才能」も持ってほしいと思う。

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ABOUTこの記事をかいた人

筑波大学体育専門学群卒業。大学4年次に【日本一】を経験する。卒業後、地元熊本に帰り、高校保健体育の教員として3年間教育現場に立つ。 その後、現在のソレッソ熊本で指導を始め、現在に至る。ソレッソ熊本で指導を始めておよそ10年間。 その中で培ってきた経験を、ブログという形で発信し、独自の視点で少年サッカーについての考えを述べていきたい。