サッカークラブ・スクールの増加により、サッカーは習い事の1つになった。
習い事になったがゆえに、サッカーはコーチから学ぶものといった考え方が一般的になりつつある。
努力の大切さを説く事があるが、
努力=クラブ・スクールで誰よりも頑張る事
となっていないだろうか?
確かにそれも努力の1つの形。
だけど、努力というのは、
自分一人で、誰にも気付かれないところでやるもの
というイメージが強いのは、俺だけだろうか?
古い考えで、効率的ではないと思われそうだが・・・。。。
クラブ・スクール・コーチに依存しがちである子ども達にとって、
自主練での努力の大切さを考えてみたい。
そもそも自主練をやっているのか??
うちのクラブは、市内2会場で練習を行っている。
それぞれ、火曜日・木曜日。水曜日・金曜日。
高学年になると大体、1会場で週2回の練習プラス土・日の活動。
多い子は、平日に会場を変えて3回の練習プラス土・日の活動になる。
それ以外の日は、スクールに通ったり、スイミングに通ったり、塾に行ったり。
よく、「空いてる日は何してる?」と聞くが、大体こんな答えが返ってくる。
「自主練してます」という答えは、なかなか聞くことはなく、
「友達と遊んでます」という答えはたまに聞く。
遊び=ゲームなんだが。。。
つまり、子ども達に自主練という概念自体がなくなってきてるんじゃないかと思ってしまう。
もしかしたら、与えられる事が当たり前になり、自主練の仕方すら分からないのかもしれない。
学校教育では、答えを導き出すだけの教育(座学のみ)から、自分の考えを述べるような記述式の問題が増えたり、ディベートの重要性が説かれている。
社会でも、単純な作業はロボットに取って代わられ、創造力がより必要な時代へと変化している。
そんな中、与えられるだけの練習で良いのか?という違和感を持ってしまう。

自主練の方法について
自主練で何をすればいいか?の答えはない。
自分の課題に応じて、自分でしっかり考え、自分で工夫して練習をする。
これのみ。
ただ、1つだけ意識して欲しい事もある。
それは、
しっかりイメージしながら練習に取り組む事。
例えば、ドリブル練習をする場合。
適当にジグザグドリブルを繰り返すより、相手や状況・場所をイメージした方が自主練の効果は高まる。
当然だな。。。
イメージが膨らめば膨らむほど、自主練の方法も増え、より自分に必要な練習ができるようになってくる。
普段のクラブ・スクールでの練習が、「主食」ならば、自主練は、「補助食(サプリメント)」のようなもの。
普段の練習で全員の課題と練習内容が一致することはない。
普段の練習で頑張って努力する事と、足りない部分を自ら補う自主練で努力する事は必ず必要である。
それでも、自主練の方法が分からないのであれば、とにかく基礎基本を徹底する事。
壁に向かってボールを蹴ったり、
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こんな道具を使ってひたすら止める・蹴るをしっかりイメージして反復するだけでも、立派な自主練になると思う。
止めて・蹴るという基礎・基本は、サッカーにおいて最も大切な技術。
無駄になる事はないだろう。
その他、自主練に役立ちそうな道具を紹介しておく。
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参考までに。。。
自主練で得られるもの
自主練の内容が、自分の得意な事をさらに磨くものであれば、長所を伸ばす事ができるし、苦手な事に挑戦する事であれば、短所を補う事ができる。
自主練で得られるものは、自分が考えた方法によって様々。
だが、自主練によって、一番得られる最も大切なものは、
自主性・主体性が身につくという事だろう。

それは、きっとピッチ上で自ら判断し決断できるピッチの上での自立につながるはず。
中学生の時くらいから休みをもらうと出し抜くチャンスやと思って、もっと休みをくれって思ってた。
本田圭佑選手は、こう語っている。
自主練こそ、今の子ども達に必要な(足りない)練習じゃないかと思う。
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