走力を、足が速いという事と、持久力があるという事に分けてみる。
サッカーにおいて、足が速い事は、武器になるし、持久力がある=運動量があるという事も武器になる。
しかし、サッカーをやっている子ども達の中には、走る事が苦手という子も少なくない。

サッカーにおいて、走ることは凄く重要。
実際、走れることによって、重宝される選手もいるし、目をつぶれる部分もある。
でも、走ることがそんなに大事か?って問われるとそうではない。
走るのが苦手な子でも、良い選手はたくさんいる。
走力(速さ・持久力)がなくても、ピッチの上で輝ける方法。
それは何か??
技術と戦術的思考
走力を補うものは、ズバリ、
技術と戦術的思考
技術については、もう何度も触れてると思うんで省略。
過去記事を見てもらえれば、技術とは?が何となくイメージできると思うんでぜひ参考に!!
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技術解体新書 サッカーの技術を言葉で再定義する/風間八宏/西部謙司【1000円以上送料無料】 価格:1,620円 (2018/11/21 16:11時点) 感想(0件) |
技術について言葉でわかりやすく解説してある本。
川崎フロンターレが今シーズンJリーグ2連覇を達成したが、その基礎を作った風間監督が書いている。
プロサッカー選手でさえも、
「サッカー観が変わった」と言うように、この本を読めば、あなたのサッカー観を変えてくれるかも。
本を読むことは、頭で整理するうえでとても大切な作業になるはず。
ぜひ読んでみよう!!
戦術的思考については、詳しくまとめたいと思う。
そもそも戦術とは、軍事的な用語で使われていたものであり、ウィキペディアでは、
戦術は、作戦・戦闘において任務達成のために部隊・物資を効果的に配置・移動して戦闘力を運用する術である。
と書いてあるが、それをサッカーの場面で分かりやすく言うと、
ゴールを奪う・ゴールを守る・ボールを保持する等の目標を達成するための具体的な手段。
これが、サッカーにおける戦術の考え方で、そういった考えを持ってプレーすることが、戦術的思考と言える。
また、サッカーにおける戦術は、
個人戦術とチーム(グループ)戦術に分けられる
詳しくは、次の項で。
とにかく、走力がない子、走ることが苦手な子でも、技術があり、戦術的思考を持っていれば、ピッチで活躍することができるという事が言えるはずだ。
サッカーにおける個人戦術とチーム(グループ)戦術
さらに、個人戦術とチーム(グループ)戦術を、攻撃・守備及び、ボールを持っている・持っていないに分けてみる。
・ドリブル
・パス
・ヘディング
・シュート
いわゆる普段「技術」として認識されているものが個人戦術(攻撃・ボールを持っている)である。
・フリーランニング(スペースへの走り込み)
・動き出すタイミング(パスの引き出し)
・ポディショニング(相手とゴールを結んだ線上に立つ、シュートのケアをする)
・相手の攻撃を遅らせる
・相手にかわされないように対応する
・スライディング
・ボール状況における予測(インターセプト・カバーリング)
・コンビネーション
・スルーパス
・センターリング・クロス
・サイドチェンジ
・セットプレー
・第3の動き
・オーバーラップ
・スペースを作る動き
・コーチングによる守備陣形の整理
・マークの受け渡し
・ボールの奪い場所の設定
・ポディションのコンパクトさ
詳しく分けるとこのようになる。
このような個人のレベルでの戦術的思考から、チーム(グループ)としての戦術的思考を理解する事は、サッカー選手として大切である。
これだけのことを考えれる事と、考えられない事は、大違い。
つまり、例え、走力がなくても戦術的思考があれば、十分ピッチの上で輝ける選手になれるという事が言える。
戦術的思考について、頭の中を整理したい選手にお勧めの本は、
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ちなみに、この本は、大学時代の先輩が書いている本。
ぜひ、読んでみて欲しい1冊。
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漫画なんで小学生にとっては、読みやすい1冊。
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より深く戦術的思考を身につけたい人へお勧めの1冊。
考える事が習慣化すると、戦術的思考は高まる。
自分のプレーを振り返る事が一番大切だが、自分のプレーをより客観視できるように、ぜひ本を読んでみよう!!
まとめ
最近のサッカーの傾向を見ると、より多く走れる事は、世界のサッカーを見渡しても当たり前のようになってきている。
攻守におけるハードワーク
が基本であり、世界のトップレベルの選手でさえ、労を惜しむことはない。
だが、そのハードワークを支えるために絶対的に必要であるサッカーのベースとなるものは、
技術と戦術的思考
である。

育成段階で、この技術と戦術的思考を身につけとかなければ、大人になった時に苦労してしまう。
例え、走力がなくとも諦める事はない。
それを、埋めるだけの技術と戦術的思考を持ち合わせていれば、十分ピッチの上で輝ける選手になれる!!
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