今シーズンのJリーグの覇者川崎フロンターレ。
その攻撃的なスタイルがチームの色として、観る人にとっても浸透してきたと思います。
それは、前監督の風間八宏監督が作り上げたスタイルで、現監督の鬼木監督により、さらに充実度が増してきました。
鬼木監督によりさらにプラスされた部分は、守備の部分。
これについては、数日前に書いた記事を読んでもらえればと思います。
【参考記事】
今日は、そのフロンターレの優勝を参考に、
スタイル(コンセプト)の確立がもたらすもの
について、考えてみます。
まずは、川崎フロンターレの中村憲剛選手が、語ったインタビューの言葉を参考に。
昨年ある程度自分たちのやるべきことが見えたので、(今季は)その質の追求、ただそれだけだったと思います。それをやれば相手が分析、対策してきても、やっぱりある程度勝ち点を取れる試合が増えた。
相手は、自分達の中にいる!という感覚でしょう。

長いリーグ戦の中で、勝ち点を稼いでいくには、勝つこともあれば、負け続ける事だってあります。
そんな時に、いかに自分達のサッカーを信じてやっていけるかが重要です。
チームとしてではなく、それを個として置き換えて考えてみると、
調子がいい時もあれば、スランプに陥り調子が上がらない時もあります。
スランプに陥った時、どうするかというと、まずは、試行錯誤しながら何とか元のイメージに近づけようと努力する。
だけど、スランプの時は、いくら試行錯誤しても状態は元に戻りません。
そして、結局行き着く先は、
基礎・基本を徹底し直すこと。
【参考記事】
さて、また個からチームに戻してみましょう。
基礎・基本の徹底というのは、チームとしては、チームのスタイル(コンセプト)。
つまり、ベースとなる部分です。
負けが続いた時にやるべき事は、何でしょうか?
これも試行錯誤です。
相手チームの特徴の分析に時間を割いたり、メンバーを大胆に入れ替えたり。
それはそれで、何かのきっかけづくりになるかもしれませんが、
やはり、一番大切なのは、チームのスタイル(コンセプト)を再度見直す事です。
自分達がやってきた事に原点回帰する事で、自信が生まれます(戻ります)。
少年サッカーにおいても同様の事が言えます。
公式戦だからと言って、変に相手を意識し過ぎて、チームのシステムをいじったり、
やってきた事といきなり違った事をやっても、自ら首を締めるようなもので、なかなかうまくはいきません。
実際に、試合をやってて怖い相手というのは、自分達のスタイル(コンセプト)を信じて、覚悟を持って闘ってくるチームです。
もちろん、サッカーは相手がいるわけですから、相手の特徴を頭に入れる事など戦術的な要素も必要です。
ただ、戦術ありきよりも、スタイル(コンセプト)ありきの戦術的要素があるべきです。
自分の目指すところを変えないでやること。すごい人がゴロゴロいる中で、そこが強い人が勝つんじゃないんですかね。
これは、プロゴルファーの石川遼選手の言葉です。

人をチームに変えても同じ事が言えます。
うまくいかなくなった時こそ、自分を見つめ直してみましょう!!
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