ヘディングで悩んでいる人は意外と多いように思います。
特に、ジュニアサッカーの場合、ヘディングが苦手な子は多いようです。
キッズサッカーの時は、コートも狭く、ボールをしっかり蹴れる子も少ないから、ヘディングの場面は、比較的少なくなりますが、
小学校高学年になると、試合結果を左右するくらい大切な技術の1つになります。
足元の技術さえあればヘディングは必要ないと諦めている人はいませんか??
身長が低いから勝てないと競り合う前から負けを認めている人はいませんか??
ヘディングは、身長が高い事にこした事はありませんが、例え身長が低くても、諦めてはいけない大切なプレーの1つです。
ヘディングのコツ
実は、コーチ。身長は、サッカー選手としては小さい173センチくらい。
小学生の頃は、6年生の終わりでも145センチくらいで、相当小さいほうでした。
だけど、ヘディングが苦手と思った事はあまりありません。
それは、自分なりにコツを掴んでいたから。
そのコツとは、
自分が思ったタイミングより、少し早く跳んでみる
という事です。
すると、相手より少し跳ぶタイミングが早くなるので、相手は、思うように跳べなくなります。
自然と早く跳ぶ事によって相手をブロックできるのです。
また、早く跳ぶ前に意識していた事もあります。それは、、、
跳ぶ前にしっかり力を抜く事です。
体に力が入りすぎていると、いざ跳ぶというパワーを使う時に、うまく力が地面に伝わりません。
リラックスした状態から、一気に力を解き放つイメージです。
助走にも、コツがあります。
例えば、自分がDFで、ゴールキックなど、正面でボールをとらえる場合は、今の2つのコツで大丈夫ですが、
自分がFWで、ゴールキックのボールをヘディングする場合は、下がりながらヘディングしなければいけない場合があります。
どうしても、下がりながら跳ぶのは、高く跳べません。その時は、、、
落下点を予測して、わざと横から助走して跳ぶ
そうする事によって、しっかり力が地面に伝わり、高く跳ぶ事ができます。
後は、コツを掴むまでひたすら練習するのみ!!
コツを掴むまでは、時間はかかると思いますが、諦めないで、練習に取り組んでみてください。
鹿島アントラーズ小田逸稀選手に学ぶ
先日、セレッソ大阪戦で、Jリーグ初得点をヘディングで決めました。

小田選手の身長もサッカー選手としては小さい173センチ。
それでも、小田選手は、自分の得意なプレーにヘディングをあげます。
「ヘディングが一番得意だったし、それを売りにしてプロに入った」
というくらいです。
小田選手も、ヘディングのコツを、
「相手より先に飛んで、滞空時間を長くし、空中での姿勢を保って、体を大きくすることを意識している。身長差があっても、(相手より)先に飛んでしまえば勝てる」
と言っています。また、
(上達のために)とにかく数をこなすこと。(鈴木)優磨くんとかとも(練習で)競ったりするし、高いレベルでやっているから、そういう経験が生きてきているのではないかと思う。経験を増すごとに、自分の良さを練習でも出せるようになってきたし、試合でもヘディングで勝てるようになった。やはり経験が大事」
とも言っています。
諦めずに練習する事が大切ですね。
そんな小田選手は、プロの世界に入った頃は、得意のヘディングが通用しない日々が続きました。
壁にぶつかる事は覚悟していたものの、得意なプレーが通用しないのは、メンタル的にもきつかったと思います。
だけど、小田選手は、
「挫折を何回も乗り越えてきたという自負がある」
と言うように、これまで、何度も壁にぶつかっても、諦めずに乗り越えてきました。
その度に少しずつ成長を重ね、プロになり、そして、今回、初ゴールを決める事ができました。
諦めない心があったから、結果がついてきたんだと思います。
まとめ
今日は、ヘディングの話をしましたが、大切なのは、
何事も、諦めずに努力を続ければ、結果は後からついてくるという事です。
そんな努力の大切さを教えてくれる名言。
努力すれば報われる?そうじゃないだろ。報われるまで努力するんだ。
メッシ選手の言葉。

ちなみに、メッシ選手はあの身長でヘディングシュートを何ゴールも決めています!!
ヘディングは、身長よりもコツを掴む事(タイミングを知る)が大切です。
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