今日は、コーチの中学校の時の、同級生の話をします。
彼は、現在鹿島アントラーズのユースコーチ。
サッカーに対する情熱は凄く、中学生の時に何故か右利きを左利きにすると言って、左足の練習を始めました。
理由はよく分かりませんが、左利きになる事に可能性を感じたんでしょう。
それから、毎日左足のキックに明け暮れ、字を書くこと、日常生活で手を使う事も左手でやってました。
そして、高校サッカーの雑誌で紹介されるようになると、左利きのテクニシャンが代名詞になりました。
そう、左利きになったんです!!
勉強についても、海外で将来サッカーするからと、
英語だけはトップクラスを維持。
怪我でサッカーができない時は、真夏のくそ暑い中、動けないから暑さに負けると言って、
サウナスーツを着て車の中で汗びっしょりになってました。
サッカーができる時は、朝練から始まり、昼休みは、わざわざ着替えてサッカー。
部活の練習後には、もちろん自主練。
本当にサッカーに賭けていました。
それに引っ張られるかのようにコーチも一緒に練習に明け暮れたのを思い出します。
彼もコーチも、もちろん夢はプロサッカー選手になる事でした。
彼は見事に夢を実現させ、高校卒業後にプロ入り。
コーチも遠回りを選択しましたが、同じようにプロになる夢を追いかけました。
どこかであいつがなれるなら、俺も絶対なれると思ってましたが、結局プロにはなれませんでした。
けど、彼のおかげで、プロになる夢を近いものを感じ、夢を追いかけることができました。
それから彼は、現役を引退。
今度は、指導者の道を進みます。
コーチも同じく指導者としてサッカーに関わる事になりました。
指導者として成績を出すことが全てではありませんが、彼は、アントラーズジュニアユースの監督として「日本一」になりました。
常にコーチの先を進んでくれます。
彼の背中を追いかけるわけではありませんが、やっぱり「日本一」になる夢は持ち続けたい。
そして今は、彼に認められる指導者になりたいと思っています。
ライバルの存在は貴重です。
もちろん、自分の目標をしっかり立てて、小さな事を積み重ねていくことが大切ですが、
主観だけで自分を捉えようとすると、周りが見えなくなって、
嫌になったり、投げ出したくなったりする事もあります。
困ったとき、落ち込んだ時にライバルの存在が、自分を客観的に見つめ直すきっかけになり、
自分をもう一度奮い立たせ、助けてくれる存在になります。
みんなは、たくさんの仲間達に囲まれてサッカーをしています。
いい関係を築きながらも、どこかでライバル心を持ってやって欲しいものです。
最後に、彼の口癖を。
練習するしかない!!
シンプルだけど、それがプロになるための一番の近道です。
自分を奮い立たせる存在として、ライバルがいるといいですね!!
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